Pallelesがバージョンアップしたとの事で早速インストールしてみた。相変わらずUSBデバイスの認識はうまく動かないが、アナウンスによると大幅に改善されたとの事。で、ベンチマークがてらWindows用のNetflexアプリをダウンロードして見た。しかし、「このアプリは現在視聴出来ません」との表示で動かない。諦めようと思ったのだが念のためにWindowsのアップデートを試みた。随分時間が掛かったがWindowsのアップデート後Pallelesツールが再インストールされて再起動 で、なんとNetflexが動いた!。画像は微妙にカクカクするが見ていられない程ではなく、音声も画像に遅れていない。アクティブモニタを見ると、CPUもメモリも逼迫していないので、恐らくネットワークが律速になっていると思われる。また音声デバイスの認識に問題があるようで、Macで出力デバイスを切り替えるとWindowsを再起動しないと認識しない。やはりデバイス周りは色々と難しいのだと思う。しかし、仮想環境で動画閲覧がほぼストレス無く可能だと言う事実はM1 Macのポテンシャルを証明している証拠だと再認識した。
M1 MacでWindows10を動かす
せっかくM1 Mac を買ったのだから色々遊んでみようと思っている。ネットの記事によると、ベータ版のParallels Desktop で Arm版のWindows10が動いているとの事で、いずれ 製品版Pallelesがリリースされたら試して見ようと思っていた。私もPallelesのユーザで登録情報の確認のため、サイトにアクセスしたところ,ベータ版がインストール可能でしかもArm版Windowsのインストール方法が記述してあった。
これはやってみる価値あると思い、PallelesDesktop をダウンロード。さらにMSのサイトからArm-Windows のイメージをダウンロードしてインストールしてみた。すると、思いのほか簡単に動いてしまった。文字化けやインストール出来ないソフトウェアがある事と、USBドライバーがインストール出来ない事等色々問題はあるが Windows自体は非常に軽快に動いていて、とても仮想で動いているWindowsには見えない。製品版が出たら、Windows機は必要ないかもと思うくらいでちょっとびっくり。
ちなみに画面で動いているプログラムは
・JTDX、RunLogNG, ExpertSDR2, iterm, PallelesDesktop + Windows10
これらのプログラムを動かして、CPU稼働率:22% メモリ使用量:11GB
Macとアマチュア無線:Mac Mini M1 Chip Model FT8運用開始
12月初旬に注文したMacMini M1 chip Model がようやく昨日納品された。メモリを16GBに、SSDを1TBに拡張したので時間が掛かった模様ではあるが、随分と時間が掛かったものだ。FT8で運用すべく、早々にインストールしたのだが結果は下記の通り。
1.JTDX V2.2.0 rc-155 → ちょっと苦労してOK
2.WJSTX 2.3.0 → インストールはできたが動作がNG
3.RunLogNG → OK
4.ExpertSDR2 V1.3.1 Update8 → OK
上記4はフルSDRの無線機 ”SunSDR2DX"用のソフトウェア。これが一番動かなそうと思っていたのだが、あっさり動いた。(勿論、Intel モードですが)RunLogNGはちょっと前に"Universal Mode"対応とアナウンスしていたので問題なし。
で、以外と手間取ったのがFT8用ソフトウェア2つ。まずJTDXだが、通常MacOSへインストールする場合にはちょっとした作業をする必要がある。具体的に言うと
/etc/sysctl.conf にreadme.txt にある内容を記述して保存して再起動する。
(内容はパラメータ:shmmax, shmseg 等を変更してリブートして
これらの値をデフォルト値とすること)
ところが、この作業をしてもパラメータ値が変更されない。従ってJTDXが起動しない(今まで使っていたMac(Mac Mini Intel Model , Mac Book Proではこの操作で動作していた)
つまりsysctl.conf を変更してリブートしてもパラメータ値が変更されない状態になってしまったと言う現象に陥った。
色々考えた結果、sysctlコマンドにて強制的にパラメータ変更することにした結果、パラメータが変更されてJTDXは動作した。
sudo sysctl -w kern.sysv.shmmax=104857600
sudo sysctl -w kern.sysv.shmmin=1
sudo sysctl -w kern.sysv.shmseg=32
sudo sysctl -w kern.sysv.shmall=25600
しかし、再起動すると当然パラメータ値は元に戻るので動かない。しょうがないの上記コマンドをシェルにして、ターミナルを起動時に立ち上げて実行することにした。JTDX、RunLogNG のログを移植してFT8運用は無事に動いている。
JTDXが動いたので当然Wjst-X も楽勝と思いきや、インストール出来てソフトウェア起動までは異常ないのだが、どうも受信が出来ていない様子。(送信は出来るしCATも動いている)
仮想オーディオの VB-Cable との相性か、M1との相性か、分からないけれどWSJT-X は動かなかった。しかし、FT8はほぼJTDXで運用しているのでまあこれ位は良しとした。
今まで使っていたMac mini は2009年に購入した物なので新たに買うならIntel Chip よりトラブル覚悟で M1 Chip Model にと決めたのでこの結果に満足することにした。
アマチュア無線家でMac を使っておられる方は少ないかもしれないが、有償の場合もあるが優れたソフトが多い。先にあげた、RumLogNG もそうだが衛星通信で使っている”MacDoppler" ログソフトの "MacLoggerDX" などWindows には無い特徴があって非常に使い易い。少し敷居は高いが検討の余地はあると思う。
FT8:番外編1(WindowsとMac)
世の中でコンピュータを使っている人の殆どがWindowsユーザーだと思う。昔、Macはアーティストとかミュージシャンが使っていて「格好いい」「芸術家が使う」みたいなイメージがあったけれど今は一般の人にも受け入れられてそれなりに普及しているようだ。私がMacを使い始めた理由だが、実は仕事でWindowsはNTの時代から使っていてせめて趣味では違うOSを使いたいと思ったのが始まりだった。それと、これも仕事の関係だがLinuxも多少使っていてライクなMacOSが使えるのも追い風になっていたと思う。そんな事で2010年に最初のMac、Mac-miniを購入した。その後air、mbprと買い足して現在に至っている。で、今回FT8用に使ったのは、2010年製Mac-miniであるが、HDDをSSDに換装して使用している。ちゃんと動くの? と言うと2010年のHDDに比べて2020年のSSDは充分に高速でストレスなく稼働している。アマチュア無線家のパソコン使用率は恐らくWindowsが圧倒的多数だと思うが、意外と海外ではMacユーザもそれなりに居て良いソフトが存在している。ログソフトの「RumLogNG」がその代表で私はこのソフトが存在する故、FT8での環境をMacに決めたのである。次回と言うか少し時間が経過するかもしれないが、Macでの環境を紹介したいと思って居る。でもなあ、アマチュア無線でMacユーザ、少ないんだよね〜〜。
FT8: Windowsでの運用(使用ソフトウェア編)
FT8の運用について書こうと思ったのだが、ネットにも色々記事が有るので、機器の接続やハード的なものは置いといて、比較的私の得意分野であるソフトウェアについて書いてみた。まず、コンピュータOSとしてWindows を使用した場合の構成についてだが、選択したソフトウェアとしては
1.デコード WSJT-X or JTDX
2.ログソフト Logger32
3.LOTW TQSL
4.e-QSL Web
とした。LOTWとe-QSL の登録等に付いては別に書く予定なのでしばしお待ちを。
上記のソフトを選択した理由(主にログソフト:logger32)だが、
1.QSOが成立した時点で自動(もしくは半自動)でログソフトに転送される
2.1.の機能が他のソフトを使用しないで実現できる
3.LOTW, e-QSL との連携がファイル・インポート、エクスポートで可能
と言った点が評価出来た。ログソフトは国内ではHamlogが有名で使っておられる方も多いかとおもうが、Hamlogではデコードソフトからの転送にJT_Linker等のソフトを使用しなければならない事と、Logger32の高機能な事、アドオンでQSL印刷が出来る等やバンドマップが表示出来る事など非常に高機能である(高機能すぎて使い切れないかも)
上の図の説明。
1.wjst-xで交信が完了される(RR73受領)と自動(もしくは半自動)で
2.ある程度QSOが溜まったら、データをLOTW、e-QSL へ送る為に
QSOデータをファイルにエクスポートする ②
3.LOTWのアプリ(TQSL)、 e-QSL のWebを立ち上げて2.で作成した
QSOデータをそれぞれにインポートして反映させる
この状態で、e-QSLは発行され、LOTWにもログが登録される ③ ④
4.後日、交信した局からのe-QSL, LOTW への登録を確認する為、それぞれの
アプリから実績をダウンロードする ⑤
5.ダウンロードした実績をlogger32に反映させる ⑥
と言った動きになる。少々ややこしいがこんな感じ。後、Logger32の動作に付いては
もしかしたら多少違うかも知れないが勘弁あれ。理由は、、、実は最終的に私はMacを使って環境を構築したためLogger32の使用期間が短かった為。で、Mac環境に付いては後日投稿する事とする。因みに上記のPDFもMacのアプリ:Pagesで書いてPDFに書き出したものである。
FT8: 初めに必要な物
カムバック浦島太郎が「さて、FT8やりましょう」となった時、何が必要か、纏めて見ました。但し、これらは最低限必須となる物です。
1 無線機
最新のリグがあるならそれに越した事は無いのですが、最低レベルとして周波数が
安定していて、直読出来る事が必須だと思います。目安としてはVFOが PLL化
されてるいる物であればOKでしょう。因に私が使っているのは約30年前の無線機
ICOMの「IC-741(50W)」です。結論から言うと快適にFT8でQSO出来ています。
送信電力については諸説ありますが、アンテナが多少貧弱でも10W程度あれば
交信は可能です(まあ、大きいに越した事はありませんが)
2 ソフトウェア
代表的な「wsjt-x」を使用します
3 パソコン
wsjt-x がサポートしているOSは Windows MacOS Linux となっています。
私の環境では全て試す事ができました。結果はLinux 以外は正常に動作しています。
Linux は私の環境と対応ディストリビューションが違っていて上手く動きません
でした。(バイナリパッケージが提供されておらず、make出来ませんでした)
最終的にはMACで運用する事になりますが、Windows についても書いていきます
(まだまだ、Macユーザーは少ないのですねえ)
4 インターフェイス
無線機とパソコンを接続する為に使用します。主な機能としては、wsjt-x からの
信号でリグのPTTを制御する事です。その他に無線機のスピーカ、マイクを
パソコンに接続する為の回路を実装している物もあります。私はJH4VAJさんが
領布されている「PCWI01」を使用しています。
5 オーディオインターフェイス
パソコンには。3.5mmオーディオジャックが装備されている事が多く、これを使用
する事も出来るのですが、システムが発する音(メール受信等)をがFT通信に
影響させない為にも専用のインターフェイスを使用される事をお勧めします。
CW復活への道:序章
確か中学3年で電信級を取って、高校2年で2アマを取ったと思う。電信級のライセンスで随分交信していたので、2アマの実技は楽勝だったのを今でも覚えている。2アマを取ってからは、主にDX主体でSSBとCWに比率は6:4位だったか。流石にもう何十年もCWから離れているので当然耳がついていかない。しかし、身体の都合でSSBが無理ならCWしか無いと言う単純な理由でCW復活を企んでみた。私はどうも形から入る性格なのでまず道具を揃えようとし、普通ならエレキー+スクイズキーとなる所を”どうも電気仕掛けは気に入らん”と言う訳の分からない理屈で”バグキー”に挑戦する事となった。かつ、実際の交信を聞いたり、練習機で聞いたりと耳の訓練も平行して行ってはいるのだけれどこれもなかなか大変。今日現在(2020/07/08)では復活CW−QSOは出来ていないが、CW復活への出来事を少し書いて見たいと思っている。で、せっかくなのでつい最近購入したイタリア製の”バグキー” ”The Begari Intrepid”の写真だけ公開しておく。詳細はその内に書くがとにかく面白いキーである。テンションがバネでは無く磁力なので調整は難しいが慣れると快感等々。因みに大阪日本橋、上田ムセンさんで購入、店舗在庫最後の1台でした(¥66,000 5%還元に期間に購入)