JH3DRN 趣味の徒然

主にアマチュア無線、電子工作について書いてます.

ExpertSDR3 Windows10 で使ってみた

M1 Mac で起動すらしなかったので、Windwos10 にインストールしてみた。起動して、無線機としては動くのだけと、JTDXからのTCI インターフェイスが動作しない。サポートに報告はしたのだけれど、この問題が解消されないとFT8では使えないと思う。後、画面構成、メニュー構成もガラッと変わっていて、SDR2 に慣れた人には違和感があるかもしれない。Windwosでこれなのだから、M1 Mac で使えるようになるには時間が掛かるのだろう。

後、SDR3を終了した後にゴミの様なタスクが残っていて、これを強制終了しないと次の起動が出来ない。まあ、いろいろあるもんだ。

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SDR色々使ってみた:SDR-Play RSP1

SDRがブームとなった数年前から色々な種類のSDRを購入&使用してきた。備忘の意味も兼ねて記録しておこうと思う。因みに今まで使った主なSDRハードウェアは 

1.所謂、ドングルと呼ばれるテレビチューナー改造物。2,3千円で購入出来るもの

2.SDR-Play (RSP1,RSPdx)

3.LimeSDR (Lime SDR-Mini を含む)

4.Kiwi SDR

5.RX888

6.HackRF One

7.OSA-103

8,SunSDR2DX

こんな所か。1つずつ記事を書こうと思うが、「中波:AMから短波帯(AM、SSB)FM放送、1GHzまでの各種受信」を目的にされるなら、ズバリ SDR-Playシリーズをお勧めする。発売当初にイギリスのメーカーからRSP1を直に購入して今でも十分現役で使用出来ている。現在、幾つかの機種があるが受信性能に付いては余り変わらないし、国内代理店もあるので購入も容易だとおもう。

icas.to

この製品の良い点は

1.中波から1GHzまで実用感度を有する(AM放送も受信実用範囲:アンテナはそれなりに必要)

2.専用ソフトウェア(SDR-Uno)の音質が良くて聞きやすい(FM放送はラジオレベル)

3.最大帯域が8MHz (最新機種は10MHz)で目的に応じて変更出来る

4.簡易スペアナとして使用出来る

やはり、専用ソフトウェアが用意されている点が大きい。汎用のHDSDR,CubicSDR も使ったがハードとの組み合わせで使用感に強弱が発生してしまう。SDR-PlayをHDSDRせ使用する事も出来るので、SDR-Unoと比較すると一目瞭然となるだろう。また、簡易スペアナソフトウェアも用意されているので、これもそれなりに実用になる。唯一の弱点は ”MACで使用出来るソフトはCubicSDRで有る事” Mac版SDR-Uno が有れば言うこと無しなんだけどこれは無理だよねえ。写真は最近購入したRSPdx、アンテナを選択出来たり基準周波数を外部入力出来たりとRSP1からかなり改良されている。

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残念! ExpertSDR3 M1 Mac で起動せず

実家に戻って早速、ExpertSDR3をM1 Macにインストールしたのだが、起動しなかった。無論 Rosetta2経由での起動であったはずで、エラー画面を添付しておく。少し前にサポートからもらったコメントを引用すると

「> ExpertSDR3はQt6で開発されており、Metal(AppleビデオAPI)をサポートしているため、M1チップをサポートする可能性がありますが、現時点では確認できません。」

とある。現時点では動作しないのは分かるが、Rosetta2経由でも動かないのは頂けないなあ。ここはバージョンアップを気長に待つとして、当面はExpertSDR2で運用するとしよう

 

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ExpertSDR3 α版リリース!!

予定通り? 日本時間の5/7夕刻にExpertSDR3 のα版がリリースされた。残念ながら今現在は大阪単身赴任中なので試す事が出来ないが、リリースメモを見ると

”最新もOSに対応している為、古いOSでは動かないよ”とある。また、MAC版についてはM1チップ対応している様にも見受けられるので期待大。反面、OSがBig Sur 以前では動作しないようなので古いOSを使用されている方はSDR2での使用となると思う。また、CWのオペレーションに付いても改善されている様なのだが、この機能を使用する場合は EXpertSDR2 1.3.1 Update9 を適用する必要があるようだ。まあ、バージョンアップ途上なので色々あると思うが楽しませてくれる機械だと思う。ああ、早く試したいよう〜

M1 Mac で使っているアプリ:M1チップ対応表

M1 Macを使い初めて三ヶ月が経過した。主に使う用途がアマチュア無線なので無線家以外の方には参考にならないかも知れないが備忘もかねて記事を書く事にした。

まず、M1チップ対応アプリの現状だが、主に使うアプリとM1対応の状況を表にしてまとめた

 <M1 Mac Mini アプリ対応状況>

プログラム名

バージョン

CPUモード

%CPU

メモリ消費

EXpertSDR2

1.3.1 Update8

Intel

117.3

1020MB

JTDX

v2.2.156

Intel

3.0

379MB

Thunderbird

89.0b2

Apple

4.9

650MB

RumlogNG

5.4.2

Apple

6.4

274MB

MacLogger

6.3.3

Apple

0.6

277MB

MacDopper

V2.38

Apple

14.4

1322MB

ATOK

32.0.0

Intel

0.5

203MB

Wz Editor

1.0.0

Apple

1.2

31MB

Safari

14.1

Apple

0.5

139MB

GoogleChrome

90.0

Apple

0.5

92MB

こんな感じで必須アプリのJTDXとExpertSDR2が Intelモード(Rosetta2経由)なのが頂けないが実用上支障が無いので良しとしよう。(ExpertSDR3でM1チップがサポートされると言う噂も有るし)上記表以外にも内蔵アプリは当然ネイティブで動くので快適だし、色々なアプリがネイティブ対応を始めている所を見ると「Intel Mac 無くなるんじゃないの?」と思ってしまう。

 この状況下で唯一困るのが ”Windowsエミュレーター”。Paralles 16 が出たけどサポートするのはArm版Windowsなので現段階では実用には程遠い。だいいちArm版Windowsが個人向けに販売されるかどうかも分からないし、ここは割り切ってWindowsも1台保有すると言うのが落とし所かも知れないと思う今日この頃である。

 

JTDX メモリ拡張設定が動作しない問題

前にも書いたが、JTDXをM1 Macで使用した場合、JTDXのドキュメントに書いてある手法ではメモリ領域が拡張されないので、仕方無くM1 Mac起動時に下記の様なコマンドを発効する事でこの問題を回避している。因みに JTDX Mac OS 共 最新にしているが状況は同じである。(備忘の為 再掲した)

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