JH3DRN 趣味の徒然

主にアマチュア無線、電子工作について書いてます.

JTDX 2-Instance + EESDR3 + RumlogNG

昨日、2つのJTDXをEESDR3のRX1, RX2 に割り当てて2波同時のモニタ出来る事を書いたが、今日1日運用してみて色々分かったのでまとめて見た。

 

1.当然、2波同時に見えるので下記の運用が可能となる

  1)別周波数のモニタ

  2)同一周波数、別チャネル(14.070 & 14.090等)→これ便利

2.2つのJTDXで運用する為、ログは別となる(未交信局等、表示が違ってくる)

  →正のJTDX:ログを副にコピーすれば取りあえず凌げるがどちらが本当か

   分からない可能性が出てくる

3,RumlogNGに対して2つのJTDXが接続されるが、Rumlog上 これは別のログとなる

  →Rumlog上は別になるがimport機能を有効にする事で1つのログとして扱える

   →画面中央 Network Status 参照

 つまり、どちらのJTDXで交信してもRumlogとしては1つのログとして管理出来て

 LOTW、eQSL も同じ様に管理が出来る

 

常に2つのJTDXで交信するのは管理上問題が出そうだが、切り替えられない時に副のJTDXで交信してもログ上は記録されるので問題ない。分かっていれば非常に便利な機能だと思う。

今日1日運用してみて、「これは良い!」と実感した。画面は添付していないが私のモニターは27インチのメインモニタにサブとして22インチのモニタを接続して使っている。欲を言えば切りが無いがこの形態で運用するには2モニタは必要かもしれない。

f:id:Oldsoldier:20211211200359p:plain追記:2021/12/16 モニタの様子を追加します

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SunSDR2DX JTDXを2インスタンスで運用

新しく入手した JTDX v2.2.157 はリグの設定で "TCI Client RX1" と "TCI Client RX2"が選択出来る。これはSunSDR2DXのRX1とRX2に対応していて、それぞれをJTDXに接続出来る事になる。で、やってみた。JTDXの複数起動には”リグ名”を変えなければならず、この場合はコマンドラインからの入力でこれが可能になる。稼働する方法は

  1. インストールしている”jtdx.app" をコピー&ペーストして別の名前をつける(jtdx_2nd.app 等)

 2.ターミナルを起動して下記の入力を行う

   % open -a jtdx_2nd --args --rig-name=sdr2 (sdr2がリグ名)

 3.JTDXが2つ起動していればOK

これで2インスタンスでJTDXが稼働しSunSDR2DXのRX1 RX2 に接続されているのだが、ログ(JTDX&RumlogNG)との関係が少々ややこしい。2つ目のJTDXのログは1つ目とは別物になる為、QSO履歴等のチェックは新たなログに対して行われる。うーーーん 2番目のJTDXはあくまでもモニターとして利用した方がややこしく無くて良さそう。当面この運用にしようと思う。

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SunSDR2DX JTDXを2インスタンスで運用

新しく入手した JTDX v2.2.157 はリグの設定で "TCI Client RX1" と "TCI Client RX2"が選択出来る。これはSunSDR2DXのRX1とRX2に対応していて、それぞれをJTDXに接続出来る

 


事になる。で、やってみた。JTDXの複数起動には”リグ名”を変えなければならず、この場合はコマンドラインからの入力でこれが可能になる。稼働する方法は

  1. インストールしている”jtdx.app" をコピー&ペーストして別の名前をつける(jtdx_2nd.app 等)

 2.ターミナルを起動して下記の入力を行う

   % open -a jtdx_2nd --args --rig-name=sdr2 (sdr2がリグ名)

 3.JTDXが2つ起動していればOK

これで2インスタンスでJTDXが稼働しSunSDR2DXのRX1 RX2 に接続されているのだが、ログ(JTDX&RumlogNG)との関係が少々ややこしい。20つ目のJTDXのログは1つ目とは別物になる為、QSO履歴等のチェックは新たなログに対して行われる。うーーーん 2番目のJTDXはあくまでもモニターとして利用した方がややこしく無くて良さそう。当面この運用にしようと思う。

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ExpertSDR3 (Ver 0.10.0 Alph) + JTDX v2.2.157-32A-rc5 M1 Mac で動いた!!

昨日、EESDR3-0.10.0 Alph + JTDX 157 がWindows10で動いたと書いた、リンクを送って下さった方(良く調べるとJTDX開発者のお一人でした)に 送ってくれて有難う。mac版は無いよね?と返信すると、有るよとの返信。こちらもリンクを教えて頂き先ほど無事に稼働した。ただ、稼働には幾つかの条件が有り結構苦労させられた。

  1. macOS は最新のMontereyで有ること&M1チップ搭載で有る事
  2. クラウド等からダウンロードする場合、macで無いWindows-PCでダウンロードし、そのファイルをNAS等を経由してMacに転送してからインストールする

⒈は言われてみればそうなのだろうけれど、まさか Big Surが未対応とは思わなかった

原因は開発ツールとして使っている Qt がmacOS 12.0.0 以降しか対応していないかららしい。エラーメッセージがこちら

Sorry, "JTDX" cannot be run on this version of macOS. Qt requires macOS 12.0.0 or later, you have macOS 11.6.1.

⒉だが、少々複雑であった。当初、送っていただいたリンクから使っているMacを使ってダウンロードしてインストールした所、”ファイルが壊れているのでゴミ箱へいれろ”見たいなメッセージが表示されて起動すら出来なかった。エラーメッセージを良く見ると ”Safariを使って何処どこのサイトからダウンロードしたファイル”みたいな事が書いてある。Macでのプログラム実行を管理する仕組みとして"Gatekeeper"があるがこいつの判断が大体次の段階に分かれている感じがする。(許可する順序として)

  1. Apple store から購入したアプリ
  2. Apple store と確認済みの開発元からのアプリ
  3. 開発元が不明だが確認すればインストールできるアプリ
  4. ファイルが壊れていると警告されるアプリ → 今回はこのケース
  5. コンピュータが壊れると警告されるアプリ

1〜3まではユーザが承認すればインストール出来るが4、5はインストール出来ない。

当初、Macでダウンロードしたパッケージ(*.dmg形式)を使ってインストールすると4.の警告が出ていた。で、Windows-PCでダウンロードしたファイルをNASに保存して、このファイルをMacからインストールしたら起動したと言う訳である。(ああ ややこし)

今回入手できたJTDXは M1 Chip 用にコーディングされており、ネイティブに動作する為デコード能力等がかなり改善されていると期待できる。インターフェイスもTCI に統一出来ていてEESDR3 とは、CAT, Audio ともTCI 接続できる。

最後にJTDX 157 の入手方法を書いておく

1 JTDX Technical Group (main@JTDX.group.io) に参加する

   (承認までに1日位かかるが費用は無料)

2 フォーラム(#eesdr3 etc)で ”EESDR3 のテストをしたいので157の

  入手方法教えて”と書き込む

3 誰かが連絡くれるのを待つ

EESDR3を使うと2には戻れない!(色々良く出来ている:このあたりは別レポートで)

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ExpertSDR3 0.10.0+JTDX 157 Windows10で動いた!!

ExpertSDR3がJTDX v2.2 157 で動く事はネットの情報で解っていたのだが、いかんせん、157が入手が出来なかった。幾つかのフォーラムにヘルプしたのだが反応は無かっ

たのだが、今日の昼間に JTDX:テクニカルフォーラムに登録して ”JTDXをEESDR3で使うテストをしたい!!” と書き込んだら夕方にWindows版の JTDX v2.2.157-32A-rc5 のダウンロードリンクを教えてくださるOMがおられて大変嬉しかった。早々にインストールしたところ,正常に動いている。ログを共通にしたいので MACでRUMlogNGを動かしてtcp/ip経由で交信データをWindows から Mac へ送信して使う事にしてこちらも正常動作。今のところいい感じで動いているので安定バージョンの公開が待たれる。MACで使いたいよう~~

 

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RUMlogNG

大分前に私のFT8環境として

     PC Mac (M1 chip ) Mini.  macOS Big Sur 11

     JTDX v2.2 156

     RUMlogNG

と書いたが、RumLogNGについて何が良いのかを少し書いておこうと思う。(先日JARL滋賀支部大会で某OMさんにお勧めした事もあって)

 HAMカムバックすると決めてアンテナ整備、リグ手配等を済ませてた時点で当然主力はFT8になる事は明白であった。この時点で JTDXにはMac版が有ることは分かっていたが、Mac用のログソフトが見当たらずにWindows版のLogger32 を候補として考えていた。一応インストールして使って見たが設定項目が多いのと「やっぱしWindowsはなあ~」と言う感じで躊躇していた所、RUMlogNG に出会い使って見た所ベストフィットでこれに決めた訳である。詳細な説明は次回以降に譲るがRUMlogNGの良い点を羅列すると

 1.ワンクリックでQSOデータをeQSL ,  LOTW へアップロード出来る

 2.eQSL, LOTW への登録データをダウンロード出来てログに反映出来る

 3.紙QSLへ貼り付けるラベル印刷が出来る。この場合、バンド毎にリグ、

   アンテナを指定して記入する事が出来る

 4.JTDXでクリックした局が、ClubLog, eQSL, LOTW に対応しているか否かが

   表示される

 5.同じくクリックした局に対するアンテナ方角が表示される

他にも色々あって使い切っていないのは事実ですが私の場合、上記の機能で十分であり満足している。因みにRUMlogNGはアップルストアからダウンロード出来るし費用も無料である。私はこれらの機能に感動してドネーションしたが、それだけの価値はあると思う。MacでFT8をされている方は少ないとは思うが RUMlogNGは絶対お勧めのソフトウェアである。

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ExpertSDR3 (Ver 0.10.0 Alph) M1 Mac で動いたが......

 昨日リリースされた ExpertSDR3(EESDR3) Ver 0.10.0 alph だが、私のM1 Mac Mini で稼働出来た。今まではプログラムを起動すると「問題があって起動出来ませんでした」みたいなメッセージが出ていたのだが本バージョンでは無事起動しトランシーバーとしては正常に稼働している様だ。ざっと3.5~144MHz まで周波数を変えたり、アンテナの切り替わり等をチェックした限りでは実用になりそうな感じ。V2に比べると確かに画面が洗練されているのと、設定項目がわかりやすいと思う。正式バージョンがリリースされるのが楽しみだ。

 ただ、1つ大きな問題が残っている。それが「今現在は、JTDXで使えない」と言う事だ。この原因はJTDXがサポートしているTCI のバージョンが1.4 と古く、EESDR3が実装しているTCIのバージョン:1.6 (1.7と言う情報もあり)に対応していない為CATの設定が出来ない事にある。EESDR3ではTCI以外のCATコントロールを除外している為、今のJTDXではCATが出来ない。ネットの情報ではJTDX  v2.2 157 で、TCI V1.6 が正式サポートされてこの問題は解決出来ると有り、EESDRのいフォーラムでは ”157で動いたよ” と言う書き込みも見受けられる。昨日、フォーラムに ”157の入手方法教えて?” と投稿したので運が良ければ入手して試せるかもしれないが、157の正式リリースを待つのが得策かも知れない。

 ともあれ、EESDR3がM1 Mac (Rosetta 2エミュレートモード)で動作したことでMac+SunSDR2(EESDR3) の遠い道のりが一歩前進したことは嬉しい事実である。

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