JH3DRN 趣味の徒然

主にアマチュア無線、電子工作について書いてます.

FRG-7 その壱:所有している前後期3台の現状

今、我が家にはFRG-7(Yaesu Reciever)が3台有る。下記写真を参照を参照頂くとして、 上から、前期型、後期1型,後期2型 となるのだが、後期1型と2型は電源スイッチの色、Phoneジャックのサイズ(3mm or 6mm)が違う。この後期1.2型の違いが良く分からない。(どちらが古いのかも分からない)後期型全般にはファインチューニングダイヤルが追加されている事は分かっているのだが、1型と2型では ”電源スイッチの色”と”Phone コネクタ” の大きさが違う。どちらが新しいのか? 変わった理由は? など分からない。ご存じの方がおられたらご教示頂きたいと思いますのでよろしくお願い致します。で、この3台のステータスはと言うと、

  1. 前期型:  修理中
  2. 後期1型:調整済み、リビングラジオとして活躍中
  3. 後期2型:調整中

となったいる。前期型については第一局発がほぼ全滅なので新たに基板を起こして再生する様計画&実践中。 後期2型なのだが、落札&到着時には”これは駄目か??”と思うほど。電源入れても音はしないし、メインダイヤルめっちゃ重いし、筐体は汚いしで ”あーーやっちまった”感 満載。ところが、、、ロータリースイッチを洗浄した所(決して接点復活材を使わないで)何とか動き出した。これから調整作業に着手予定。 他の方も書いておられるがFRG-7は元々の設計&作りが良いのでメンテナンスが容易でかつ、BCLには十分な性能を有していると思われる。前期型&後期2型についても暫く楽しめると期待している。

mac版 JTDX : jtdx.ini の格納ディレクトリ

前から気になっていたのが、mac版 JTDXの設定ファイル "jtdx.ini" が何処に格納されてのかと言う事。色々探しても見つからなかったが、 今日たまたまJTDXのフォーラムを見ていたら、、下記の様に記載されていた。

/Users/User_name/Library/Preferences/JTDX.ini

Windows版はログファイルと同じディレクトリなので分かり易いのだけれど、OSの違いで格納場所が違うらしい。また、格納場所だけではなく、内容もWindows版とmac版では違う様な気がする。特に良く分からないのが、”周波数、モードの設定がどう言う風に記述されているか”と言う事。平文で書いていないので迂闊に編集しない方が良いようだ。まあ、場所が分かっただけでも良しとしましょう。余り知られていないと思ったので備忘を兼ねて書いて見ました

3Y0J DX Pedition SunSDR2DX 4台使用される + 追記 02/20

現在、DX界で盛り上がっている、Bouvet Island のDXペディッションに4台のSunSDR2DXがFT8用として使用されているらしい。

www.3y0j.no

確か少し前のTN8Kも使っていて、後1,2Pedi で使用していた記憶がある。他の記事にも書いたがこの機種はかなりベビーな使い方が可能なようだ。誰かがキャッチフレーズとして「無理をすれば、本体と電源が片手に乗る HF100W+50MHZ80W+144MHz8W のトランシーバ」と書いていたが、省スペースで丈夫とあればペディションで使われるのも納得出来る。良いリグなんだけど国内ユーザー少ないんですよ。
参考までに家のSunSDR2DXとSW電源の写真を貼っておく。(大きさが分かる様に350mL缶を電源に乗せて)

追記(2023/02/20)

今日、EE社のHPを見ていたら、こんな写真が載っていた。やっぱりDXペディッションで結構使用されている様子

ExpertSDR3 Ver 1.0.3 bata 公開される

2023/02/10 にESDR3 1.0.3 beta (Build 10022023) が公開された。変更点は以下の通り

  1. ブートローダーモードでSunSDR2のシリアル番号を表示してファームウェアを更新できるようになった。
  2. XVTRモードウィンドウの改善。受信機IF(RX IF)、送信機IF(TX IF)、および正しい設定のインジケータが表示されるようになった。IFがハムバンドの1つに相関し、XVTRの帯域幅がハムバンドの制限内であれば、緑のマーカーが表示され、設定が正しく、運用できることを意味する。
  3. XVTRバンド用のアンテナスイッチの制御を追加し、IFに応じて必要なアンテナ入出力を選択できるようになった。
  4. TX.PROCモジュールの各EQバンドに、バンド記号の上でマウスの右ボタンをクリックすると、デフォルトの設定を行えるようになった。
  5. FM 放送局用にステレオモードを追加した。

こんな感じで私の用途で関係しそうな項目はなさそうが、精力的にバージョンアップ作業をしてくれているスタッフには感謝しかない。有り難う!!

追記

EE社のHPを見ていたら、ESDR3のリリーススケジュールが掲載されていた。

ExpertSDR3 1.0.5 Beta - 5th of May 2023
ExpertSDR3 1.0 Final - 25th of December 2023

During the year, we will publish minor releases of the program with bug fixes, without reference to specific dates. (年間を通じて、特定の日付にこだわらず、バグフィックスを施したプログラムのマイナーリリースを発表します。)
今年中にはFinalのリリースか、、楽しみだ。

R599でKBS京都を聴く & SG-Writer Ⅱ

発端

少し前にR599を購入して、「電源のコンデンサを買えたら受信出来る様になった」と書いたが、R599はご存じの通りアマチュアバンドが対象の受信機であり、AM放送は受信出来ない。折角高級なAMのフィルターを装備しているのに、今時はアマチュアバンドでもAM運用は少なくその効能を実感出来ない。それで思いついたのが「そうだ、R599で地元のKBS京都を聞こう!」と言う事。まあ、一般的に考えるとアップコンバータを作って繋げば良いことになる。R599の28Mhz帯は28.000〜29.700の1.7MHz有るので、28MHzのアップバーターを付ければ0KHz〜1700KHzまで受信出来る事になる。27.5MHzアップすれば500KHz〜2200KHzになるが水晶の入手容易性と、ダイヤルの読みやすさを考えて28Mhzアップとする事にした。

アップバーター

当初はSA612を使ってちょこっと回路図を書いてユニバーサル基板で作る予定でいたのだが、オークションで ”50MHzアップバーター” を見つけた。0〜1600KHzが50.000〜51.600MHzで受信出来ると言う物。回路図は添付されていなかったが、28MHzの水晶を持っていたので ”交換すればいいや” と安易な気持ちで落札して入手。当然50MHzでは動作するのだが、やはり28MHz帯で動かしたいので水晶を交換したのだが、、、動かない。で、基板のパターンを追うと、どうも”水晶発信子”ではなく”水晶発振器”の様だ。 さあ、どうする?と言う事で登場するのが、秋月電子で購入した”SG-Writer Ⅱ” 。エプソンの"SG-8002DC"と言う発振器デバイスに1〜125MHzまで任意の周波数を書き込めると言う代物で前から欲しかったのだが、冷静に考えると”生涯で何個書くの?”と言う内なる声も有って購入を躊躇っていた所、少し前品切れになって ”購入出来ないかも知れない!!”と言う思いで遂に購入してしまった訳である。

SG-Writer Ⅱ

書き込みソフトをDLして物理:Windows10にインストールした所、難なく動作して28.00MHz の発振器が完成し、前述の基板に取り付けた所、”KBS京都”は良好に受信出来て当初の目的は達成と相成った。因みに、今日(2023/02/06)秋月のHPをみたらSG-WriterⅡ は ”ご指定の商品は販売終了か、ただ今お取扱いできない商品です。”になっていた。うーーん買っておいて正解だったのかもと自分に言い聞かせる感じ。

聴き比べ

R599のAMフィルタは ”5KHz以上 / -6dbにて 12KHz 以下 / -60dbにて” と言う帯域でAMとしては狭い感じがする。実際聴いた感想は

  1. 選局に関しては”スパスパ切れる”と言う感じで近接局の混信は感じられない。AM放送が9KHz毎なので5KHzのフィルタが効いている感じ
  2. 音質はそれほど良くない。少なくても”放送を聴く”と言うより”通信を傍受する”という方が適切な表現
  3. 感度に関しては所有してる”FRG-7”と同等で良好
  4. リビングラジオにするにはギリギリかと。(現在のリビングラジオはFRG-7)

こんな感じかと。ビックリする様な結果にはならなかったが、アップコンバータの周波数を変える事で1.7MHzの帯域であれば比較的容易にコンバータが作れる事が分かった。そういう意味では ”遊べる環境”が出来たと思う。まあ、こんな事する人は余り居ないと思うけど。

追記

SG-WRiterⅡの事はさらっと書いたが調べてみるとSG-WRiterⅡもデバイスであるSG-8002DCもオワコン状態だった。まあ、仕方無いのでSG-8002を50個ほど発注しておいたので暫くは楽しめると思う。でも考えてみると、好きな周波数の水晶発振器が自宅ですぐに作れるってワクワクしません?? このワクワク感に免じて ”ライター買っちゃった事” ”ライターもデバイスもオワコンな事” は良しとしましょう

ExpertSDR3 Ver 1.0.2 (Beta) 公開される

 2022/12/24 に ESDR3 の新バージョン(for MAC V1.0.2 Beta) が公開されたので DLしてインストールした所、、起動出来ない!? もしかしてOSがVentura だからか。と思いフォーラム見ると、”私も起動しない:Intel Mac" "私も起動しない:iMac" 等々の書き込みが有ってOSのバージョンによるもので無いことが判明した。少し時間が経った頃、管理者が "その現象は分かっているよ、ちょっと待って” と投稿され、程なく ”ここにおいたからダウンロードしてね”の書き込みが有った。DLして試したら結果OK!。前にもこんなことが有ったが、バージョンアップは嬉しい反面ドキドキする。  なお、追加のreadme として以下の文言があったので記載。

 Installation and mic access for macos
 1. Copy app ExpertSDR3 into Applications flder
 2. Launch Terminal and issue the following command to get mic access:

codesign --force --deep --sign - /Applications/ExpertSDR3.app

リリースノートが載っていなかったのでフォーラムを探したらメッセージがあったので転載する。

皆さん、こんにちは。 本日、以下の修正・変更を施した新しいExpertSDR3 Beta 1.0.2バージョンを公開しました。

  1. E-Coder2に伴うExpertSDR3動作のバグ修正
  2. SSB用のSQLを追加
  3. Tuneモードの遅延を修正し、RX->TXとTX->RXの両方で動作するようになりました。
  4. アイルランド向けに8Мと5Мを追加、5Мバンドは4Мバンドとして動作 - ADC IN/DUC OUT経由のみ
  5. スイスの4Mバンドを追加
  6. コードの最適化とリファクタリング

また、ARM64プロセッサ用のERS Server on RPi イメージを公開しました。 Win32 Disk Imagerを使ってSD-cardにイメージを書き込む必要があります。My PCに新しいドライブが2つ表示されるはずです。 boot-> config.jsonを開いてデータを入力します。

12月30日にヘッドエンジニアのVasily RN6LHFが今年の締めくくりとしてYouTubeで配信し、今後のExpertSDR3の開発計画についてお伝えします。 ぜひご参加ください。オープンな対話にしたいと思います。

この配信も楽しみ!!

macOS 13.0 Ventura へバージョンアップ

少し前からmacOSのバージョンアップ案内がシステム設定からされていて、”どうしようか?”と思っていたのだが、今日ExpertSDR3 V1.0.0 がmacOS13(Ventura)に対応しているとの表示が有ったので思いきってバージョンアップしてみた。結果として、アプリ ”MacBooster8 ”が動かなくなったがサイトからV8.1をDWして再インストールした結果何とか動作する様になった。その他、心配していた"EESDR3", "JTDX 15.9", "RunlogNG"も動作したので何とか大丈夫そう。毎回ながらバージョンアップには気を遣うなあ。