経緯.
少し前の話。母親が高齢で施設に入居する事になり、ラジオを用意する必要になった。普通に市販されているラジオは当然のことながら、バンド切り替えがあり、ダイアルがありボリュームが有る。私の住む地方では母親が聞く放送局は ”NHK第1” か ”KBS京都” の何れか。市販のラジオではバンドを切り替えたり、ダイアルを回したりの操作が必要で、間違って操作する可能性も大きい。そんなんで、我が奥様からのリクエストが「電源入れたらKBSがなるラジオ作って!」なるほど、確かにニーズはあるが、メーカーは作らないだろうなあと思い検討を始めた訳。
設計みたいなこと.
取りあえず Si4730-M を使ってコードを書いて作ってみた。実際にはディップスイッチでAMーFM、 選局出来る周波数も設定出来る様にしたのだが、実際に使用する場合には電源を入れてボリュームを回すだけ。至ってシンプルな操作でラジオが聴ける。これはこれで有りかと思うが如何?。ラジオの画像がこちら
作ったラジオの画像.
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問題発生.
このラジオ、電池で駆動している場合は問題が無いのだが、外部電源(スイッチング、ACアダプター)を接続するとノイズで全く使い物にならない。「どうするべえ〜」と思ったのだけどオーソドックスにトランス+整流+コンデンサで電源作成し、加えてプラスチックのケースに銅張りテープでおまじないして何とか実用レベルまで達した。ふー 結構大変なんだねえ。この銅テープでのシールドもどきは結構効いている様でノイズ、ハム音が安定した感じがする。AMラジオで電池以外の電源を使うのは結構難しいと実感した今日この頃でした。