JH3DRN 趣味の徒然

主にアマチュア無線、電子工作について書いてます.

KBS京都 専用ラジオを作ってみた

経緯.

少し前の話。母親が高齢で施設に入居する事になり、ラジオを用意する必要になった。普通に市販されているラジオは当然のことながら、バンド切り替えがあり、ダイアルがありボリュームが有る。私の住む地方では母親が聞く放送局は ”NHK第1” か ”KBS京都” の何れか。市販のラジオではバンドを切り替えたり、ダイアルを回したりの操作が必要で、間違って操作する可能性も大きい。そんなんで、我が奥様からのリクエストが「電源入れたらKBSがなるラジオ作って!」なるほど、確かにニーズはあるが、メーカーは作らないだろうなあと思い検討を始めた訳。

設計みたいなこと.

取りあえず Si4730-M を使ってコードを書いて作ってみた。実際にはディップスイッチでAMーFM、 選局出来る周波数も設定出来る様にしたのだが、実際に使用する場合には電源を入れてボリュームを回すだけ。至ってシンプルな操作でラジオが聴ける。これはこれで有りかと思うが如何?。ラジオの画像がこちら

作ったラジオの画像.

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問題発生.

このラジオ、電池で駆動している場合は問題が無いのだが、外部電源(スイッチング、ACアダプター)を接続するとノイズで全く使い物にならない。「どうするべえ〜」と思ったのだけどオーソドックスにトランス+整流+コンデンサで電源作成し、加えてプラスチックのケースに銅張りテープでおまじないして何とか実用レベルまで達した。ふー 結構大変なんだねえ。この銅テープでのシールドもどきは結構効いている様でノイズ、ハム音が安定した感じがする。AMラジオで電池以外の電源を使うのは結構難しいと実感した今日この頃でした。

macOS 14.0 Sonoma へ バージョンアップ

何時もの事ながら.

macに電源を入れてふと気がついたのだが、バージョンアップの案内が表示されていた。今までは macOS 13.* だったのが、14.0 Sonoma へのアップとの事。名称変更も伴う結構大きなアップだけに「どうしようかなあ〜〜」とも思ったがここは人柱とばかりにアップしてみた。 .

結果として.

多くを検証していないが、無線関連のソフトとして今の所、問題なく稼働しているのは.

  • RumLogNG 5.13.2
  • ExpertSDR3 Ver 1.0.4
  • JTDX v2.2.158-32A

取りあえずこれだけ動けば無線ライフに支障が無いのでこのまま運用する事にする。

ハムフェア行って来た! その参:買った物

買い物一覧.
  1. FCZコイル(10.7MHz, 50MHz)  2個で¥300
  2. バーニアダイヤル         1個 ¥600
  3. 40KHz,60KHz カップラーキット  1個 ¥2000
  4. JJY無電源受信キット       1個 ¥2500

今回のハムフェア:クラブコーナーを見て思った事は「ニッチは物があるなあ」って事。今回購入した一覧を見て頂いても分かるが、中々入手困難な部品が売られていた。

FCZコイル

私も幾つか&複数バンドのコイルは持っているのだが、手持ちの無いバンドだったので購入した。まあ、測定器が有るので自分で巻いても良いのだが、目が悪くなった事もあり、この値段なら良いかと思い購入した。

バーニアダイヤル.

ブースを回っていて偶然見つけた。値段が破格に安かったのでつい、2個購入。何に使うかなあ〜.

40KHz, 60KHz 簡易カプラ部品セット

電波時計とかJJYなどの受信実験に使えるかと購入。RF SW SET はおまけに頂いた物で、亜土電子の表示が懐かしい

無電源JJY受信機部品キット

カプラと同じブースで購入。”折角なので受信機も買うか” と思い購入した。出展者さんが乗りで「おまけ要る?」と聞いて来たので「要る」と答えたら、、、SW SET 10袋頂いた。

全般を通して

他に欲しいものが無かった訳ではないが、荷物になるのが嫌だったので鞄に入る程度に止めた。予定では8/20もハムフェアに参加して帰る予定でいたが、8/19だけでお腹一杯になってしまった。朝から参加出来たので夕方までの時間を、イベント2プログラム参加しても十分見て回れて実に楽しい夏の思い出になった。

ハムフェア2023行って来た! その弐:ビジネスコーナー

訪問したブース.

今回訪問したビジネスブースは次の5つ

  1. 株式会社 GHDキー
  2. 株式会社 ナガラ電子工業
  3. リゴルジャパン
  4. 株式会社 オノウエ印刷.
(株)GHDキー.

GHDさんのキーは幾つか所有している。その中にはバグキーも有るのだが妙なバグキーが展示されていた。長点と短点用に独立したバーがある?(下記参照). . うん?打ってみると打ち難い。で、値段が定価¥85000円で、ハムフェア価格で確か¥69000位? 社長さんか幹部社員らしき方がおられたので「これ何??」と聞いてみた。帰って来た答えに驚愕する。「これは、所有する事に意味がある電鍵です。もっていてローカルに自慢する事が出来ます」との事。”いや〜〜この価格は無いでしょ”と言ったら「これでも儲けは有りません。これを作って販売している事に意味が有ります」との事。久しぶりに面白かった。(買わないけど).

(株)ナガラ電子工業

恐らく衛星通信用の144,430 クロス八木を展示されていた。数十年前に私も2m用のクロス八木を使っていてその効果は良く分かっているので、「お値段は?」と聞くと「まだ決めてないが、現行のシングル八木の倍近くにはなるかも」と教えて頂いた。プラス「何とか年内にはリリースしたい」との事。因みにナガラ電子さんと私のQTHは同じCity にある。私の住所を聞かれて答えると「ああ、あそこですか。良く通りますよ」との事。アマチュア無線の繋がりってやっぱり有るんだと、ここでも実感した次第である。余談だが、私が使っているアンテナ:HF 4ele 3Band, 144MHz 8 ele, 430HMz 10 ele の3本はナガラ電子さんの物を使わせて頂いている。

リゴルジャパン.

リゴル社の製品は2台(オシロ)所有している。展示されていた目玉は 帯域 9KHz〜1.5GHzのスペアナ(TG無し)で、¥150,000位。私はSiglent SSA-3021P を持っているので買わないが、それにしても安い!!オシロも凄く安くなっていたので、「何で?」と聞くとやはり販売台数が桁違いに多いとの事。こう言う測定器が安価になって若い人や教育機関に整備され、技術者やそれを目指す人が少しでも増えれば日本の未来を多少明るいのかと思う次第であった。

オノウエ印刷

何か看板に「QSL展示させてくれたらお土産あげる」みたいな表示があって、丁度QSL持って居たので訪問した。で、よく見ると「オノウエ印刷で印刷したQSL、、、」と書いてあったのだが係員の方はビニール袋を渡してくれて、「ちょっと持ってて」と仰り、持っているとその袋にトウモロコシ2本を入れて下さった。

. ホントごめんなさい。。。次回紙QSL作る時はオノウエ印刷さんにします。昔々はオノウエさんでQSL作った事も有るので何卒ご勘弁を頂きたい。トウモロコシは翌日我が家にてとても美味しく頂きました。有り難うございます!!

ハムフェア2023行って来た!その壱:経緯、全体、イベント

いきさつ.

関西ハムフェアは過去3回参加しているが、流石に本家ハムフェアは開催地が東京と言う事もあって一歩踏み出せずにいた。今年も参加する気は無かったのだが、このブログをご覧になっている方から「ハムフェアで販売する冊子にこのブログを紹介しても良いですか? プラス記事も書いて貰えると助かるのですが、、、」とのメールを頂いた事が参加のきっかけとなった。結果として冊子に記事を書かせて頂いて販売されているブース(マックで楽しむハム:C-16)を訪問させて頂き、アイボールQSOを楽しんだ。その冊子:表紙はこんな感じ。
完売していれば良いのだが、私の筆力が今一つなので心配している。

全体的に

8/19当日 9:40頃にゆりかもめの東京ビックサイト駅に到着し、入場券を買って入場出来たのが10:10頃。思ったよりスムーズに入場出来た感じで、入場して最初の感想は「でっか!」。あくまで関ハムと比べての話だがブースの数も人の数も。大阪と東京の格差を見たと言うか何というか.

アイボールQSO.

このブログ:SunSDR2DX関連を見て頂いている方に「ハムフェア行くよ」と連絡したら「アイボールしましょうよ!」と連絡頂いた。で、お会い出来たのだが、いや〜〜SunSDR2DX , ESDR3 について他の人と話しをするのが初めてなので大変楽しかった。かつ、私が最初のSDR2DXを購入した、今は無きEE社 社長の故木下さんのお友達だったんだと。人間、何処かで繋がるんだなあと妙に感心した次第だった。他にもローカル局の知り合いに挨拶したのと、偶然出会ったローカルの先輩にも挨拶。楽しい時間を過ごす事が出来た。

イベント.

私が参加したイベントは、「新会長+若者とアマチュア無線の新時代を語る」、「JAIA技術委員会:流行のツールを活用してUHF帯のデジタル無線機を製作してみた!」の2イベント。「新会長。。。」の方は良い意味で優等生的なやり取りかな。もうちょっと切り込んだ話が聞けるかと思ったのだが,、印象に残っているのは森田会長の「タワーから落ちて1ヶ月入院した」とのエピソート位。関ハムの「****どこまで言って・・・」見たいな過激&面白い発言は無理なんだなあ、と一人納得。イベントは関ハムの方が面白いとの印象だ。もう一つのイベント「JAIA・・・・」だが講演は大変面白く参考になった。技術的な事は勿論、自作した無線機を認定を受けて正式に免許を獲得するまでの課程を説明頂けたのが良かったと思う。しかし、技術的なハードルはかなり高いと思う。この日の聴衆は100人以上おられたと思うが恐らく実際に構築出来るのは10人いないだろうなあ、と言うのが正直な感想である。私的には作って見たい気もするが、「Wi-Fi使ってMQTTか何かでクラウド上げれば良いんじゃねえ??」とも思う。 (余計な御世話ですね)

雑感.

来年も行くかと聞かれれば行きたいと思う。欲しいものが有るとか何が見たいかとかは無いのだけど、あの雰囲気「アマチュア無線って良いなあ」って感じられる空間がそこの有って、遠方の方とアイボール出来る幸せ感は他では得がたいものだと感じた。体調に問題無ければ来年も行くぞ!ハムフェア東京。

ESDR3のマニュアルがアップされていた! 追記:リペアマニュアルも掲載されていた

何気なくEE社のHPを見ていて「ESDR3のバージョンは上がっていないなあ〜」と思いつつ、何気なく”Documentation”タブを見た所 ”ExpertSDR3 User Manual v. 1.0"と有るではないか!! 中を見た所この8月にリリースされたらしい。135ページのボリュームでかなり詳しく書かれてるようだ。今までESDR2のマニュアルを読み替えて使って来た事を思えば格段の進歩。恐らくだがこの年末にリリースされるであろう正式版と現行との差異が余り無いと判断されてのリリースだと想像する。詳細は下記URLを参照されたい。

https://eesdr.com/images/Document/ESDR3/ExpertSDR3_User_Manual_ENG_DX.pdf   追記:HPをよく見るとSDR2DXのリペアマニュアルも掲載されていた。こちらも参照されたい。

Эксперт Электроникс - SunSDR2 DX

ERS: Raspberry PI 4 なら動いた!

やってみた事.

ERSをRaspberry PI3 Model B で構築したのだが送信出来ない状況を昨日書いたが、今日 ハードウェアをPI 4 Model B Mem: 4GB で試した所、すんなり動いたSDカードはPI3で使った物をそのままPI4に差し込んで使って何の作業も無くERSがTCIインタフェイスでCATもオーディオも問題無く動いた。ハードウェアスペックの差と言う事なのだろうか??

送信出来た環境、出来なかった環境

送信出来無かったモデル.
Raspberry PI 3 Model B プロセッサ:BCM2837 CPU:1.2GHz Momory: 1GB

送受信共正常に動いたモデル.
Raspberry PI 4 Model B プロセッサ : BCM2711 CPU: 1.5GHz Memory: 4GB.

ご参考まで。