オープニング
2024/07/13〜14 に開催された「関西アマチュア無線フェスティバル(通称:関ハム)」に行ってきた。初日は開会式にも参加したが昨年よりも人手が多いと感じた。当日朝の様子がこんな感じ
開会式の画像はないが、印象に残ったにのはJARL会長:森田さんの挨拶。昨年は会長就任直後であり、ご自分の心情を熱く語っておられて凄く感動的なスピーチだった。それに比べるとやや熱が低い感じがしたが、まあ、1年間実務をこなしてこられて現実を再認識された結果なのかなあと思った。何はともあれ森田さんは応援します!!
初日(7/13)
初日のプログラムはこちら
私が参加した講演は4つ。「野田サオリさんLIVEコンサート」、「メーカー講演会(IC-905)」、「DX Forum」、「KANHAMパーティー2024」
野田サオリさん
この方は関ハム初のご参加ながら、JK1ONOのコールをお持ちで、かつ2アマ資格をお持ちの強者。パンチの効いた歌声でちょっと、、ファンになりました。で、2日目にブースでお見かけしたのでCDを購入させて頂き、CDにサインをして頂きました。微力ですが応援したいと思います。
ICOM講演会(IC-905)
アイコム社のプレゼンで良く登壇される 高岡奈瑞さん(JK3AZL)が講演頂いた。SHF帯には興味があるが自作する上で測定器の調達が困難なことから今まで自作した最高周波数は430HMz帯のトランスバータになる。IC-905はIC-9700の延長線上のある気機種であり、周波数の安定性や運用性を重視した設計なっている様で興味深かった。中でもPOE給電でファイナルの電力を賄っている事にはちょっとビックリだった。
DX Forum
お題は三つ。
- 「ドイツハムフェアー訪問記Part2」 (JA4DND 松浦 博美)
- 「今話題のSuper Fox Modeについて最新情報」 (JR4OZR 久木田 春美)
- 8R7X DX ペディション報告 DK6SP(Philippe)
私のお目当ては 2. Super Fox Mode の講演。分かり易く説明頂いて新たな発見もあった。この講演には 20〜30人位の人が参加されていたが、ほぼ全てのメンバーが既にSuperFoxMode での交信を済ませられているとの事。さすがDXメンバー
KANHAMパーティ
昨年参加して感じが良かったので今年も参加した。ビックリしたのが参加者の数。昨年の1.5倍〜2倍くらいか?? で、会場のスペースは同じで、中央のテーブルに食事が提供されるが一瞬で無くなり私は殆ど何も食べられなかった。会場も狭く着席できる人は半分くらい。参加人数は事前に分かっているのだから、運営としてもうちょっと対策を考えても良いのでは?と思う。「ぼったくり!!」とは言わないが来年はホント考えてほしい。恒例の抽選会があるのだが、今年は何と!Icomさんの帽子が当たりました。これは嬉し! それとパーティ内で Masaco さんのミニコンサートが有ってこれが素晴らしかった!! Masaco さんも微力ながら応援させて頂きます!
2日目(7/14)
2日目のプログラムがこちら
JARL そこまで言って委員会
関ハムの名物がこちら&私のお目立て。
JARLの理事の方が10人程ステージに上がれて、論戦を繰り広げられる訳だがこれが面白い。お題はいくつか有って制限時間いっぱいの12:30まで続けられた。内容については YouTubu にアップされているのでそちらを参照して頂きたいと思うが、私的に興味が有ったのが eQSL の件。JARLとしては HumLog機能の一つ:hQSL を採用したいとの方針があると見受けられた。これに関して私は幾つか問題があると認識している。
- HumLog : hQSL は国内QSOメインの局にとっては標準であるが、DXメインの局とってはスタンダードでは無い
- 従ってDXメイン運用の局は HumLog ユーザでない可能性が高い
- DXメインの局にとってのログは "LOTW" であり、電子QSLは "eQSL" である事が殆どでは無いか
私のケースで言うと、国内QSOはほぼ 6m FT8、HFはほぼ全てDX対象のQSOになる。こう言う運用において、国内QSOのみHumLog: hQSL 、DXは Lotw + eQSL の使い分けは現実的では無いと思う。色々問題もあって難しいと思うが、私的には ARRLと合同で、LOTWにJARLが参画して統合してくれると嬉しいなと思う。アワードに関しては hQSL と eQSL を同等に扱って頂いて発行して頂ければと思う。まあ、色々難しいよね〜
後もう一つ
議題の中で ”JARL会員以外へのQSL転送抑止” の議論が有ったがこれはJARLから会員名帯をファイルで提供頂いたらマクロなり何なリでQSL発行を抑止する事は出来る。(有る程度のプログラミングスキルは必要だが、マクロ等を共有すれば可能と考える)コンプライスの問題も有って実現については議論が分かれると思うが一考して頂けたらと思う。最後に、今回の議論で森田会長を始め理事の方々が真剣にJARLに向き合っていてくださる姿勢を拝見できて少し安心した。中でも 7K1BiB 山内常任理事の "恐らくこの先、数年は赤字になると思うが、その事だけでJARLの運営がうまく無いと思わないでほしい。” との御発言、然るべき分野への積極的な投資と、無駄を削除する事で健全経営を目指したいとの発言をされていて、その通りだと思った。この先、森田会長と理事の皆様に大いに期待します!!