経緯
私の家のインターホンはリビングに付いていて、シャックとは距離数メートル、ドア2枚で遮られている。で、家人が留守の時、宅配等が来てインターホンで呼び出された場合に聞こえないケースが多く発生して、不在票が入り妻君に良く怒られる。そんな訳でリビングの音をシャックで聞くのにワイヤレスマイクを作ろうと思った訳である。勿論今までにも何台か作った事はあるが全て周波数をコイルとコンデンサで共振させる物だったので、今回は周波数の安定を考えて水晶発振式を選択したいと考えた訳だ。
色々探した結果
インターネットで回路図やキットを探したのだが、中々適当な物が見つからずにいたが、共立電子さんの ”FMワイヤレスマイク部品セット” に辿り着いた。価格も¥660と圧倒的に安価でマイクまで付属している!。パッケージがこんな感じ。
ささっと作ってみたが、、、
付属の基板がベークだったので、手持ちのエポキシに替えて回路図だけみて作った結果、
- 旨く発振しない
- 電波が弱い
- 音声が乗らない
などの不具合が発生した。で、ここで取説を良く読むと色々書いてある。それがこんな様子
作り直す
この際、取説になるべく忠実に作る事にして再組み立てしたのがこんな感じ。
周波数が違う、、
作り直した結果、無事に電波も音声も安定して動作して当初の目的は果たせたのだがおかしな点が1つ:周波数が違う。水晶の周波数は 13.875MHz 。6逓倍で 83.25MHz になる仕様なのだが、何故が 97MHz 付近の電波が強い。スペアナでみた状況がこんな感じ。