JH3DRN 趣味の徒然

主にアマチュア無線、電子工作について書いてます.

FTDX101MP 来た!:その弐 FT8設定

基本的な事

101MPも他の国産機と同じでUSBケーブルでパソコンと接続して使用する。101MPはUSBインターフェイスとして SILICON LABS社の IC CP210xを使用している。なので接続するパソコンにこのドライバーソフトウェアをインストールする必要がある。で、八重洲無線さんのサイトを見ると確かにWindows用のドライバは掲載されているが、mac用のドライバは掲載されていない。この当たりがちょっとプアーな感じがするなあ。仕方が無いのでmac用のドライバを探して、見つかったのがこれ

www.silabs.com

ダウンロードしてmacにインストールする。因みにmacOSのバージョンは Tahoe 26.2
ここで概念的なインターフェイス接続図を下記する。

接続概念図

上の図を少し説明すると、101MPとパソコンはUSBケーブルで接続されている。パソコンにはCP210xインターフェイスのドライバがインストールされており、内部では2つの仮想シリアルインターフェイス(CATとPTT)及びオーディオインターフェイス(IN, OUT)が生成される。そしてそれらのインターフェイスがJTDXと接続されてFT8通信が成立する事となる。

1台のパソコンで複数のJTDXを使用する

今回はmacを使用したケースで説明するが基本的にはWindowsでも同じなのでそのつもりで聞いて欲しい。1台のPCで複数JTDXを動かすには単純のプログラム名を変えて起動するだけでNGとなる。(JTDX.app を JTDX2.appにコピーしてそのまま起動)この場合は全ての無線機で1つのプロファイルが使用される事になって不具合が生じる。そこでどうするかだが、JTDXの起動時に ”リグ名” を指定する事でリグ毎にプロファイルが作成される。最初に、JTDX.appをリグ名が分かる新しい実行ファイルにコピーする。(JTDX_101MP.appとか)次に下記のシェル1行目を使用して新しいプロファイルフォルダの作成する。最後に実行用のコマンド(open -a jtdx_101MP......)を入力する事で101MP用のJTDXを起動する事が出来る。

#cp -R "/Users/h-okude/Library/Application Support/JTDX/" "/Users/h-okude/Library/Application Support/JTDX - 101MP/"
open -a jtdx_101MP --args --rig-name=101MP

1行目ではオリジナルのJTDXフォルダをリグ名で作成したフォルダにコピーしている。2行目ではリネームした実行ファイル(jtdx_101MP.app)をリグ名を指定して実行している。(アプリとして登録する事も可能だが、ここでは2行目のコマンドを端末から入力する事とする)

JTDXのログファイルを共有する

1台のパソコンで複数のJTDXを使用するのでJTDXのログも共有する事が必須となる。macの場合”シンボリックリンク”と言う手法で実現する事が出来る。オリジナルのJTDXフォルダと101MPのフォルダがこちら

オリジナル:/Users/h-okude/Library/Application\ Support/JTDX 
101MP:  /Users/h-okude/Library/Application\ Support/JTDX\ -\ 101MP

ここで注意する点はディレクトリの記述方法。上のディレクトリ:101MPをFinderで表示させると

101MP: /Users/h-okude/Library/Application Support/JTDX - 101MP

となるが、コマンドラインではスペースはデリミタとして認識されるのでシェルに書く場合などは上記の記述となる。

シンボリックリンクの設定

1.先に書いたシェルの1行目を実行すると下記ディレクトリ(リグ名:101MPとすると)

  /Users/h-okude/Library/Application\ Support/JTDX\ -\ 101MP

 が作成される。

2.シンボリックリンクを作成する場合、同じ名前が有ると作成出来ないのでまず、
  1.のディレクトリを削除する
3.下記コマンドで本家のログディレクトリのリンクを名前を変えて作成する

  ln -s /Users/h-okude/Library/Application\ Support/JTDX  /Users/h- okude/Library/Application\ Support/JTDX\ -\ 101MP  

4.リンク

  /Users/h-okude/Library/Application\ Support/JTDX\ -\ 101MP

が作成された事を確認する。

5.101MPのJTDXを起動する (先に書いたシェルの2行目)
6.JTDX のツールバーから、ファイル→ログディレクトリを開いて本家のログが見えている事を確認する。
ここまでの作業で本家のJTDXと101MPのJTDXのログファイルが共有され、101MP用の起動プログラム(jtdx_101MP.app)が作成&設定出来た事となる。

補足

少し長くなったがこの様な作業をすることで、1台のPCで複数のJTDXを起動して、なおかつJTDXのログを共有出来る事になる。加えて私の場合は ログプログラム:RumLogNGでも複数のJTDXからのQSOログを1つのファイルに受信、格納出来る様に設定している。(Windowsのログソフトが熟知していないのでここは未確認)
 JTDX の設定を書こうと思ったのだが長くなったので次回掲載としたい。