JH3DRN 趣味の徒然

主にアマチュア無線、電子工作について書いてます.

FTDX101MP 来た!:その参 101MPとJTDXを接続する

101MP 本体側の設定

画像は後で貼るがまずは下記の作業を行う。(この記事はmacが対象ですので、Windows をお使いに方には参考にならないかも、、)

  1. ファームウェアを最新に更新する(詳細は八重洲無線さんのHPで)
  2. 本体とPCをUSBケーブルで接続する(PCにはドライバがインストールされている事が前提)
  3. 帯域は3KHzとする
  4. MODEはDATA-Uを使用する

最初にRADIO SETTINGを設定する。[FUNC]ボタンから[RADIO SETTING]→[MODE PSK/DATA] を選択し、下記項目を変更する。

  1. ・LCUT FREQ      200Hz
  2. ・HCUT FREQ      3500Hz
  3. ・DATA OUT LEVEL    50 (受信レベル? mac では調整出来ず)
  4. ・TX BPF SEL      50-3050Hz
  5. ・DATA MODE SOURCE  REAR
  6. ・REAR SELECT      USB
  7. ・RPORT GAIN      50
  8. ・RPTT SELECT      RTS

設定画面がこちら。

RADIO SETTING 設定画面1

RADIO SETTING 設定画面2

JTDXの設定画面

JTDX 無線機設定画面
JTDX Audio設定画面

前にも書いた通り、CATとPTTに2つの仮想シリアルインターフェイスが使用されている。又、USB-Audio が認識されてJTDXで使用されている事が分かる。

補足

実際のJTDX:運用画面がこちら。

JTDX運用画面

受信レベルが 120dbを超えているのが気になるのだが、現時点でこの問題が解消されていない。Windows 版のJTDXであれば恐らく問題はな無い思うが今回はあくまでもmac での検証とした為この件は敢えて無視する事とした。

次回は

そんなこんだで、無線機&パソコンの設定が出来たので200W免許を申請した。申請の詳細を次回に掲載します。

FTDX101MP 来た!:その弐 FT8設定

基本的な事

101MPも他の国産機と同じでUSBケーブルでパソコンと接続して使用する。101MPはUSBインターフェイスとして SILICON LABS社の IC CP210xを使用している。なので接続するパソコンにこのドライバーソフトウェアをインストールする必要がある。で、八重洲無線さんのサイトを見ると確かにWindows用のドライバは掲載されているが、mac用のドライバは掲載されていない。この当たりがちょっとプアーな感じがするなあ。仕方が無いのでmac用のドライバを探して、見つかったのがこれ

www.silabs.com

ダウンロードしてmacにインストールする。因みにmacOSのバージョンは Tahoe 26.2
ここで概念的なインターフェイス接続図を下記する。

接続概念図

上の図を少し説明すると、101MPとパソコンはUSBケーブルで接続されている。パソコンにはCP210xインターフェイスのドライバがインストールされており、内部では2つの仮想シリアルインターフェイス(CATとPTT)及びオーディオインターフェイス(IN, OUT)が生成される。そしてそれらのインターフェイスがJTDXと接続されてFT8通信が成立する事となる。

1台のパソコンで複数のJTDXを使用する

今回はmacを使用したケースで説明するが基本的にはWindowsでも同じなのでそのつもりで聞いて欲しい。1台のPCで複数JTDXを動かすには単純のプログラム名を変えて起動するだけでNGとなる。(JTDX.app を JTDX2.appにコピーしてそのまま起動)この場合は全ての無線機で1つのプロファイルが使用される事になって不具合が生じる。そこでどうするかだが、JTDXの起動時に ”リグ名” を指定する事でリグ毎にプロファイルが作成される。最初に、JTDX.appをリグ名が分かる新しい実行ファイルにコピーする。(JTDX_101MP.appとか)次に下記のシェル1行目を使用して新しいプロファイルフォルダの作成する。最後に実行用のコマンド(open -a jtdx_101MP......)を入力する事で101MP用のJTDXを起動する事が出来る。

#cp -R "/Users/h-okude/Library/Application Support/JTDX/" "/Users/h-okude/Library/Application Support/JTDX - 101MP/"
open -a jtdx_101MP --args --rig-name=101MP

1行目ではオリジナルのJTDXフォルダをリグ名で作成したフォルダにコピーしている。2行目ではリネームした実行ファイル(jtdx_101MP.app)をリグ名を指定して実行している。(アプリとして登録する事も可能だが、ここでは2行目のコマンドを端末から入力する事とする)

JTDXのログファイルを共有する

1台のパソコンで複数のJTDXを使用するのでJTDXのログも共有する事が必須となる。macの場合”シンボリックリンク”と言う手法で実現する事が出来る。オリジナルのJTDXフォルダと101MPのフォルダがこちら

オリジナル:/Users/h-okude/Library/Application\ Support/JTDX 
101MP:  /Users/h-okude/Library/Application\ Support/JTDX\ -\ 101MP

ここで注意する点はディレクトリの記述方法。上のディレクトリ:101MPをFinderで表示させると

101MP: /Users/h-okude/Library/Application Support/JTDX - 101MP

となるが、コマンドラインではスペースはデリミタとして認識されるのでシェルに書く場合などは上記の記述となる。

シンボリックリンクの設定

1.先に書いたシェルの1行目を実行すると下記ディレクトリ(リグ名:101MPとすると)

  /Users/h-okude/Library/Application\ Support/JTDX\ -\ 101MP

 が作成される。

2.シンボリックリンクを作成する場合、同じ名前が有ると作成出来ないのでまず、
  1.のディレクトリを削除する
3.下記コマンドで本家のログディレクトリのリンクを名前を変えて作成する

  ln -s /Users/h-okude/Library/Application\ Support/JTDX  /Users/h- okude/Library/Application\ Support/JTDX\ -\ 101MP  

4.リンク

  /Users/h-okude/Library/Application\ Support/JTDX\ -\ 101MP

が作成された事を確認する。

5.101MPのJTDXを起動する (先に書いたシェルの2行目)
6.JTDX のツールバーから、ファイル→ログディレクトリを開いて本家のログが見えている事を確認する。
ここまでの作業で本家のJTDXと101MPのJTDXのログファイルが共有され、101MP用の起動プログラム(jtdx_101MP.app)が作成&設定出来た事となる。

補足

少し長くなったがこの様な作業をすることで、1台のPCで複数のJTDXを起動して、なおかつJTDXのログを共有出来る事になる。加えて私の場合は ログプログラム:RumLogNGでも複数のJTDXからのQSOログを1つのファイルに受信、格納出来る様に設定している。(Windowsのログソフトが熟知していないのでここは未確認)
 JTDX の設定を書こうと思ったのだが長くなったので次回掲載としたい。

FTDX101MP 来た!:その壱

経緯

前の記事でも書いた リグの200W化計画だが、色々考えた結果 八重洲無線さんの "FTDX101MP" に決めた。対抗馬の IC-7760 との価格差が20万円位有る事とリモート運用に関してはメインリグの SunSDRDX2 が秀でている事で101MPに決めたわけだ。発注時、納期は随分掛かると覚悟していたのだが、なんと 1/24に注文して 1/29に納品して頂いた。こんなに早く納品されるとは思って居なかったのでシャックの準備が出来ておらずちょっとアタフタしてしまった。

設置

本体寸法は、420W X 130H x 322D で奥行きがやはり普通の無線機に比べて長い。現有のウッドラックに旨く格納出来るかと危惧したのだが結果はほぼOK。少しラックを前に出したが作業スペースも充分確保出来たので問題無し。設置してて思ったのが、電源ユニットが思いのほか軽い事。専用スピーカと兼用されて居る事もFBな点だと思った。で、設置画像がこちら。

FTDX101MP シャックへの設置風景

CW どうする?

当然ながら、101MPにもエレキー機能が搭載されている。しかしながら下記の様な理由で、少し前に私のブログで紹介した "K3NGキーヤー" を実装する事にした。

  1. キーヤーの操作と無線機本体の操作を分離したい(運用が楽)
  2. エレキーとバグキーを併用したい。(K3NGではストレートキーがサポートされている)
  3. PS2キーボードが使用出来る

CW運用に関してはこれで良しとする。

トライステート社製 電波時計修理 その参:V2 受信基板改造

経緯

トライステート社の電波時計のV1が発売されたのが多分2001年頃で、その頃購入して使って見たけど旨くデコードしなくて諦めていた。で、2004年に受信部分が分割出来るV2が発売されて、恐らく2010年位に1台目を購入したのだと思う。V2は受信基板が独立しているので窓際とか受信好適場所に設置出来るのがメリットで長い間安定して使っていた。

トラブル発生&修理

このV2受信基板だが、前にも少し書いたがある程度の期間(2〜4年位)使っていると受信(デコード)しなくなる現象が発生していた。当時の経験では、受信基板上のICを叩いたり、乾燥したり、熱したりすると一時的に受信が再開出来る事も有ったがそれでも少し時間が経つと受信(デコード)出来なくなる現象が発生していた。(それも基板2枚で発生)そんな訳で2021年にトライステートさんに受信基板2枚の修理をお願いして無事に回復して最近まで使用していた訳である。

トラブル再発

その後調子良く動いていたV2電波時計だが、2024年の夏頃に再びデコードしなくなった。で、トライステートさんにメールしたのだが梨の礫状態。後で知ったのだが廃業されたとの事で修理は不可能と諦めていたが、最近 aitendo さんの電波時計モジュールを使って修理出来る事を知ってV1,V2修理に挑んだ訳である。

改造の様子

回路図がこちら

改造の回路図
改造基板の写真がこちら

受信基板表面
受信基板裏面

結果&雑感

オリジナルに比べて指向性が強い感じがする。それと感度が良過ぎのか本来の方向(送信局への指向性)からずれた位置でデコードが最良になる傾向がある。とは言え表示部から独立しているので設置には問題ない。(これが強み)と言う訳で電波時計の再建についてはこれにてお終いとします。

トライステート社製 電波時計修理 その弐:初期バージョン改良

取りあえず時刻は表示されたが、、

その壱の段階で辛うじて時刻は表示されたが、こうなったら欲が出るもので現状では以下の不満がある。

  1. 電源がSWやアダプタではデコード出来ない。(ドロップ式電源が必要).
  2. 液晶が暗くて見にくい.
  3. バーアンテナの位置がシビアで特定しにくい
こんな改良してみた

ネットでの情報や今までの知見を元にしてこの様な改良を施してみた。

  1. 電源にLCフィルターを挿入する.
  2. 液晶を青バック、白文字の物に変更する
  3. 受信部のバーアンテナと基板の距離を離す
  4. 電源はACアダプタとする
LCフィルタ

回路は単純でこんな感じ。

LCフィルタの回路図
写真はこちら

液晶を変更

これも手持ちの液晶(秋月さんで標準的に売られている物)に交換して見やすくなったと思う。写真はこちら

液晶を交換

バーアンテナと受信基板を離す

これは経験上の知見だが、どうもバーアンテナと受信基板が近いとデコードが不安定になる傾向があるようだ。気休めかもしれないがちょっと離してみた。

受信部分 拡大写真
今回使用したACアダプタ
今回使用したアダプタ
全体写真がこちら
改良後の全体写真

結果&雑感

この様な改良を行った結果、その壱での不満は解消され、安定してデコード出来て表示も見やすく、何とか実用範囲に入ったと思う。約25年前に初めて作った電波時計が時を経て蘇った事に少し感動している。こう言う事が物作りの醍醐味と言えるのであろう。初期バージョンの記事はここまでとして、次回からはバージョン2:受信基板について書きたいと思う。

トライステート社製 電波時計修理 その壱:初期バージョン

経緯

少し前にも書いたが同社製の電波時計は2001年頃に初期バージョンを作って暫く使っていた。しかし中々旨く動作しなくて(デコードしない)実際に使用したのはごく短い時間で有った。それで何時の間にかジャンク箱にいれて忘却していた。で、最近幾つかの記事をネットで見つけた。曰く、”aitendoさんの”電波時計モジュールを使ってリペアする”との事。これらを参考にして初期バージョンをリペアしてみた。

リペア詳細

今回使用した部品はこちら

今回使用したモジュール
配線図はこちら
配線図
今回使用したモジュールは電源電圧が1.5V〜3.5Vとの事で、当初3端子レギュレーターを考えていたのだがノイズの関係でダイオード2本を直列に繋いで簡易的に3.6Vを生成している。初期バージョンは電源ノイズにも敏感でスイッチング電源ではうまくデコード出来なくて今回はドロップ式の安定化電源を使用してテストを行った。デコード出力は既存の100KΩを介する事なく、新たに10KΩを介して接続したのは電源電圧が低下したことの対処でこれで良かったかどうかはちょっと分からない(結果OKって感じか)

結果

結論から言うと、、約25年振りに正確な時間を表示してくれた。まあ、受信する場所がクリティカルだったりするがともあれ正確な時刻を刻んでくれた事は嬉しい限りだ。電源の低ノイズ化など課題は多いがともあれ時刻が表示されたので良しとしようか。

25年振りに正確な時刻を表示した

受信部分拡大

基板全体

雑感

初期バージョンはノイズに弱い特徴があり、電源を強化と言うか低ノイズ化する必要がある様だ。この当たりもうちょっと工夫して実用化したいと思う、後は液晶をもうちょっと視認製の良い物に交換して、より実用製を高めたいとも思っている。しかし、、こう言うリペアは、、楽しい。

アマチュア無線 2025 を振り返る

DXCC

まずは下記画像をご覧頂きたい。

DXCC 2025 実績
目標としていた DXCC 280、チャレンジ 1000 は何とか達成出来た! でもこの先が大変なのよ。DXCCは皆さん言っておられるが280からは中々増えない。チャレンジも何とか1000は達成出来たが2000までいけるかと言うとローバンドアンテナがプアーなのと、インターフォン等へのインターフェアが怖くて高出力出来ないのでこれも期待薄。取りあえず年が明けたらDXCC,チャレンジを申請するとして、さて次の目標は何とするか?

200W問題

現在の100Wでも十分だとは思うが、CW運用を考えるとSunSDR2DX ではちょっと厳しい。プラス折角ライセンスが200W出力可能なのでせめてインターフェアの心配の無い 14,21,28、50MHz は出して見たいと思っている。で、どんな手段があるかと言うと
1. リニアアンプを買う。但し10W程度のエキサイターが必要(SunSDR2 Pro 等)若しくは現行リグでの出力切り替え(調整)が必要
2. 200W用リグを購入する。候補はICOM IC-7760 or Yaesu FTDX101 MP2
1 のリニアアンプなのだが、今の無線機は100W出力であるが、ある程度はこの出力で対応出来る。リニアを接続するにはエキサイターの出力を10W程度にしなければならず、運用の手間が煩雑になるし、間違ってフル出力するとリニア破損の危険がある。それとCWをSunSDR2DX で運用するのはちょっと厳しい。2 の200Wリグ購入だが費用は嵩むものの人生最後のリグ購入と割り切れば「良いかな」って感じ。今の所最有力候補は八重洲さん。その昔、FT-101でDXやってたんで最後も八重洲さんで良いかもと思っている。

2025年に参加したハムミーティング
  1. 関西ハムフェア 2025年7月 大阪 池田
    会場が選挙の投票に使われるとかで、日程が通常と変更されて私の興味のあるプログラムが初日に集約されてしまった。(それはそれで集中して楽しめたが、、、)それと、2回目のDXCCフィールドチェックを受けた。僅か20エンティティだが、紙QSLのみのケースが有ったので。で、約2ヶ月後にLOTWに反映された。
  2. ハムフェア2025 2025年8月 東京 有明
    特に記事は書かなかったが、今年はジャンル毎に出展者ブースを纏めたので特定の通路が混雑していた感じがし、体感的には昨年より混雑していたと思う。
  3. 2025東京ハムフェアDXセミナー&懇親会 2025年8月 東京 有明
    海外からのゲスト(DX Peditionner)を迎えて国内のDX'er のミーティングでペディッションの裏話を聞いたり、懇親会では色んな人から色んな話が聞けて楽しかった。来年も開催される様なら参加したいと思っている。
  4. JARL滋賀支部大会 2025年11月 滋賀 五個荘
    2年振りの参加。今年は我が家から近隣の会場で開催されたので楽に参加できた。プラス、ローカルの先輩がジャンク市に参加されたので、ちょっと間借りして私も若干の品物を出品させて貰った。売り上げはまあまあなので来年も出来れば参加したいなと。
    雑感

    アマチュア無線的に2025年は穏やかな年だった。これと言った変化もなく、日々ワッチとDXCCチェックに明け暮れた訳だ。来年も穏やかな年である事を願って今年の筆を置く。