JH3DRN 趣味の徒然

主にアマチュア無線、電子工作について書いてます.

Keychron Q1 JIS Knob付き 使ってみた

経緯

この前の記事でQ1 Knob付きキーボードが何とかmacでJIS配列として使用出来る様になったと書いたがその他の機能に付いて補足したいと思う。まず大体の特徴はと言うと.

  1. Windows, mac 両方で使用出来る(感じではmac主体の人がWin使う場合でも違和感無いって感じか?)
  2. QMK/VIAを使えば、macOSWindowsでも、直感的にお気に入りのキーをリマップ出来る
  3. ノブを含む任意のキーでマクロを作成することができる
  4. 兎に角重い!(約2kg、安定性は抜群)
  5. LED内蔵で好きな様に配色して光らせられる
  6. キーが半田付け不要で交換出来る(買った後で、もうちょっと重いキーとか欲しい時には便利か?)
  7. デフォルトで付いているキーは茶軸で、まあこんなもんかと思う
  8. マニュアル、WEB での資料は多いがちょっとわかり難い.
レイヤと言う考え方

macWindows両方で対応しているのが、レイヤと言う考え方。ざくっと言うと、「Fn」キーを押さない状態と押した状態で、キーマップを変える事が出来る。言葉で説明すると分かり難いので画面を貼る。下が " fn /MO(1) " キーを押さない状態の配列

レイヤ0 の配列とノブの定義(ボリュームコントロール
そしてこれが下が " fn /MO(1) " キーを押した状態の配列
レイヤ1の配列とノブの定義(音楽再生制御)
 レイヤ1の ▽印はレイヤ0と同じと言う意味らしい。私の場合、文字編集が多いのでファンクションキーは通常設定で、レイヤ1で機能キーをして使う設定になっている。

ノブの制御

先の画面の下の方にノブの定義が写っている。ちょっと見にくいが上から、 Rotate Counterclockwise: KC_MPRV, Rotate Clockwise: KC_MNXT, Press Encoder: KC_MPLY となっていて、意味は 次の曲、前の曲、再生/停止 みたいな感じになる。(この設定は元から有った訳ではなく後から変更した設定)変更するには該当するボタンをクリックすると画面が表示される。

ノブの設定変更画面
 上の画面で言うと "KP_MPRV" を変更するのだが、最初何を入れたら良いのか分からず戸惑った。結論として下記URLで定義されているので、これを参考にして設定せよと言う事らしい。ただ、全ての項目が設定出来る訳ではないみたいだ。(このURLは後のマクロの項でも参照します)

VIA のキー定義

この定義表からキーを見つけて登録する(マクロも同じ)のだが、これも分かり難いよねえ〜。

マクロ定義

ざくっと言うと 幾つかのキーを同時に打つ場合にマクロに登録すると1つのキー(レイヤ1の場合は2つになるが)で再現出来る機能。(順番に押していく機能もあるので後述)。では実際に登録してみよう。macで良く使う 範囲指定画面コピー(Control + Shift + 4)をマクロ:M1 に設定する例として。まず、マクロメニューからM1を選択する。

マクロ画面を開く
 画面中央に有る " < / > " ボタンを押すと下記画面が表示される。予め先ほどのURLから "Control + Shift + 4” に該当する定義 "{KC_LSFT,KC_LGUI,KC_4} " をエディタ等に書いておく。順番に文字を打ちたい場合には記述を "{KC_4}{KC_5}{KC_6},{KC_7}" と書くとマクロから出力される文字列は "456,7" となり、この組み合わせを使えばキーボードマクロ見たいなのも作れそう。
マクロ定義を書く
画面に文字列を貼り付けて画面右下の "Save" ボタンを押して保存する。次にキーマップの画面に戻って登録したいマクロキーをクリックする。
マクロキーを選択してクリック
 これで登録完了、中々の強敵でした。まあ、機能が多いマシンはどうしても使い方が複雑になってその分マニュアル表現が難しくなるのは否めないが、このバランスが旨く取れれば良い製品を的確にアピール出来ると思う。が、言うは易し 西川きよし。お後がよろしいようで。