JH3DRN 趣味の徒然

主にアマチュア無線、電子工作について書いてます.

R599 レストア:初めの一歩

少し前に往年の名器:R599をオークションで入手した。”要調整”と有ったのだが、6m,  2m フィルタ全部入りだったので迷わず落札してしまった。で、電源を入れるとどのバンドでもピーピーと発振している様な音がする。PLL系統かと思ったが、この機械は昔の物なので普通のスーバーヘテロダイン。うーんと思ったが、試しに電源基盤のボリュームを触ると発振が止まったり音が変わったりする。回路図を見るとこんな感じ。

どうも出力側に入っているC1が怪しいと思い、これを交換した。すると、何と普通に受信出来る様になった。ボリュームを触っても音に変化も無い。やっぱりコンデンサは怖いなあ

交換したコンデンサ

交換後のコンデンサと電源基板の様子。VRは取りあえず交換しないでおいた。

写真に写っている半固定抵抗を触ると音が変化した。交換後、触っても音は変化していない

レストア中の様子。奥にSGが見える(まだ使った事は無いけど)

しかし、うん十円のコンデンサ1個交換で復旧する受信機。これだからレストアは止められない。これでようやく普通に調整出来る状態になった。SGまで用意したので楽しんで調整したいと思っている。この機種に付いては日本語のサービスマニュアルや回路図が比較的容易に調達出来るのでレストアも比較的やりやすいと思う。

 

Mac のキーボード:HHKB LIte2 他

  Mac をお使いの方は皆様、どの様なキーボードをお使いなのだろうか? まあ、ノートタイプのPCであれば内蔵されているので問題ないのだろうが、キーボードを持たない機種(mini, Stdio, Pro)の場合の話ではあるが。

 最初はWindows用のものを使っていたが、やはりキー配列が違って使いづらいので純正のマジックキーボードを長い間使っていた。

純正なのでキー配列等の機能は問題ないのだが、タッチというかこのペタンとした打ちごごちと言うか、、、しっくりこない。それで、純正ではないがロジクールWindowsMac兼用のキーボードを購入してこれも暫く使っていた。Windowsと兼用できるので便利ではあるのだがこれもしっくりこない。

機能的には問題が無いのだが、どうもタイプミスが多くなった様。Windowsの機能はいらないので何か良いものが無いかと探していたが、昔 秋葉のジャンク屋で買ったPFU社の"HHKB LIte2"と言うキーボードがある事を思い出した。古いものでは有ったが、恐らく元々丈夫に作ってあるだろうし、キーに不具合もなさそうなので、2、3個買った覚えがある(多分¥1000円位)押し入れから引っ張りだして使ってみると、コンパクトで打鍵感覚は良いのだが、カット&ペーストに”コマンド”+C, ”コマンド”+V が使えなかったり、”Kana”キーを押しても漢字モードに切り替わらない等々、不具合が多くて『使えないなあ〜」と思っていた。

「まさかドライバなんて無いよな」と思いながらダメ元でサイトを検索すると、うん?

macOS 12 って、現行OSだよね。と言う事で、ダウンロードしてインストールしてみた。macOS Monterey はこれ以前のOSと違い、システム情報を書き込む事が出来ない領域が有ったりで、インストール時に警告が出ていたが、インストール自体は簡単に終了した。それで使ってみると、何と”コマンド”+C, V  ”Kana”キーでの日本語入力切り替えも可能となってしまった! これであれば使えると言う事でしばらく使ってみる事にした。このキーボードの上面に”USBダウンストリームポート”が付いていて(当然3.0は使えないが)USBメモリや、有線マウス、EESDRの E-Corder なども接続する事ができる。大した機能ではないが、場合によっては便利かも知れない。

このHHKB Lite2 あと1、2台は在庫があるのでしばらくは困らないだろうが、新品で買うならこれかなと思っている。有線のみだが、キーの重さが変えられたり、基本機能が充実している所が良いと思っている。

Mac を主に使う人間にとって、使用するキーボードはやはり専用にするのがベストだと思う。Windowsと兼用にすると何かと使いづらいと言うのが今まで散々pcを使ってきた私の感想である。”1台のキーボードが3台のPCで使える”と言った無線機能を持ったキーボードはWindos PCのみで使うならメリットはあると思う。

 無線機能を持ったキーボード&有線+無線I/F と言った使い方もしてきたが、やはり有線 I/F がしっくり来る。最近のマジックキーボードはメンテンスモードで起動しても認識してくれるが、サードパーティー製ではそうもいかない。色々な電波が行き交う我が家では無線の不安定性にイライラする事が多くて、そんな関係もあっての”キーボード有線派”に繋がっているのかも知れない。因みに "HHKB" とは、"Happy Hacking Kryboard" の略称との事。

 

 

 

ExpertSDR3 0.13.0 alpha 正式リリース

ExpertSDR3 0.13.0 alpha が公式ホームページで公開された。実は、7月中旬に開発メンバーかテスターメンバーがフェイスブックで一瞬、ダウンロードページを公開したことがあって、私は偶然そのページを見てダウンロードし、0.13.0を使っていたのである。まあ、公式で公表が無い限り公開するつもりが無かったので、今日書く事にした。バイナリのサイズや画面は前にDWした物と変わりはない。後で画面をはるが、12と大きく違うのは RX1, RX2 における使用しているアンテナの表示。12では表示されていなかったが、13では RX.A2 TX.A2 の様に表示でされる。それで分かった事がある。それは、RX2 の受信アンテナはRX1を継承すると言う事である。例えば、RX1=50MHz:アンテナ3に6m,RX2=21MHz:アンテナ2(14〜28トライバンド)を接続したとすると、RX2の送信アンテナはアンテナ2:トライバンダーだが、受信アンテナはアンテナ3:6mが設定されると言う事。これがバグなのか仕様なのかは不明だが、明確に表示される事は有り難い事だと思う。その他リリースノートを見るとかなり大きな改良があった模様なので、心して使って行きたいと思う。

 

M1 Mac + ParallesDeslktop + ARM版 Windows11 で SDRuno が動いた

 Insider Preview 版の Windows10では、USBデバイスを接続するタイプのソフトウェアはまるで動作しなかった。まあ、ARMのデバイスドライバーが必要だったり、周辺の通信がうまく行かないのだろうと諦めていた。で、先日書いた様に有償版のARM版Windows11を購入してインストールして使っていたのだが、今日、USB接続のSDR受信機:RSPdx を接続した所、あっさり動作してしまった。デバイス画面と動作画面を後で貼るが、やったことはSDRunoを普通にインストールしただけ。ARM版Windows11が偉いのか、Parallels Deskopt が偉いのか分からないが良きことで先が楽しみな出来事でした。

 

ARM版 Windows11 が販売されていた!

随分前から、Windows Insider Preview  でArm版、Windwos11を入手してM1 Mac + Paralleis Desk Top仮想環境で使用していたのだが、まあ使えない事は無いのだが、日本語版では無いので色々不具合(文字化け等)は発生していた。で、昨日使っていた仮想環境を壊してしまい、新たにパラレルからWindows11をインストールしようとした所、

こんな画面が表示された。うん?「Micro Soft から Windows 11 を入手」との選択が表示されている。売ってるの?? とネットを見ると記事があって¥19,000 との事。

えいやっ とMSから入手を選択するとあっさりとインストールが完了した。

こんな感じで普通のWindows11。うーーんと思ったが、購入する事にし、設定画面から「MicrosoftStoreから購入する」を設定するとご親切に画面が遷移し、購入方法を聞いて来たのでPayPal で購入する事にして決済した。USBデバイス接続等はこれからだが、M1 Macで正式にWindows11が使用出来る事は嬉しい事ではある。

それともう一つ。linuxの様な,マルチデスクトップがサポートされた事も使い勝手の向上に繋がるであろう。

 

SunSDR2DX:LANケーブルの話

少し前になるが、EESDR3のバージョンが、確か0.11 に上がった時、送信途中或いは送信後に無線機本体とPCの通信が途切れる現象が起こった。同じ時期にjrdxを159に上げたのでどちらが原因か分からず、JTDXは158に戻して使用していたが、今思えばEESDR3が原因だったと推測される。このバージョンアップの概要に「PCとの通信を見直した」と書いてあったのだがこの点が影響して無線機とPCとの通信が外来電波等の影響を受けやすくなったのかもしれない。で、対策として当初は

 1.なるべく短いケーブルを使う(3m位が推奨、シールド無し5mはNGだった)

 2.フェライトコアを装着する(コネクタに付近に装着)

といった対策を取っていたのだがネットで検索するとシールド付きのケーブルが有るとの事でこちらに交換してみた所、効果有りでフェライトコアなしでも問題無くオペレーション出来る様になった。うーーーん色々あって楽しませてくれる?リグですな

 

 

SunSDR2DXオプション:E-CorderPlus & ATT-100

随分と長い間記事を書いていなかった。(反省)今日は、愛機のSDR2DXのオプションである、「E-CorderPlus」とアンテナチューナ「AAT-100」付いて紹介したいと思う。遡る事少し前。某国が何やらしでかしそうな雰囲気を感じて取り急いで購入したのがこの2品。何れもラスベガスの業者さんからの購入で値段はそれなりにした。多分国産のアクセサリに比べると高価ではあるが専用であり結果便利に使えているので「まあ良いか」と言うのが正直な感想である。

 

E-CorderPlus

「このプラスチックの箱が何でこんな高いん!!」と言うのが最初の感想だが、使って見ると確かに便利。特にSSB、CW運用の時はVFOはダイヤルで操作したいのでこう言った場合には特に威力を発揮してくれる。ステップのUP,Downをボタンに割り付けてダイヤルと一緒に操作すると一般の無線機と変わらない操作性が期待出来る。それと、CWのキーを直接接続出来るのでI/Fが不要であること。PTT端子があるのでフットスイッチ等で送受信が切り替え可能な事が特徴かと。14個のボタンの他に、3個にボタン&エンコーダが有り、私の場合は「AGCレベル」「RITオフセット」「フィルタ周波数」に割り当てて使っている。暫く使った感想は「良いなあ」ではあるが決してコスパは良くない


アンテナチューナー「ATT-100」

これもプラスチックの箱に入っていてコスト感はまずない。でも、、、やっぱり専用は良いよね。アンテナと制御ケーブルを繋ぐだけて後はEEDR3 のTune ボタン一発で調整してくれる。ただ、「コイルの入ったアンテナは駄目よ」との説明があり、私が使っているJ-Poleアンテナ(3.5〜50MHz:勿論コイルは入っている)では 1.9  3.5  7  10  は簡単に同調出来たが、 18,24 はNGであった。(最終的に、この2バンドは手動のチューナでオンエア可能とした)このチューナのおかげでローバンドのオンエアが可能となり、この点は大変助かっている。

そんな訳で今の所満足して使っている。必要性から言うとE-Coederの方がメリットは有ると思う。それなりのコストは掛かるがSDR2DXのオーナーさんは検討されたら如何でしょう。