少し前に往年の名器:R599をオークションで入手した。”要調整”と有ったのだが、6m, 2m フィルタ全部入りだったので迷わず落札してしまった。で、電源を入れるとどのバンドでもピーピーと発振している様な音がする。PLL系統かと思ったが、この機械は昔の物なので普通のスーバーヘテロダイン。うーんと思ったが、試しに電源基盤のボリュームを触ると発振が止まったり音が変わったりする。回路図を見るとこんな感じ。
どうも出力側に入っているC1が怪しいと思い、これを交換した。すると、何と普通に受信出来る様になった。ボリュームを触っても音に変化も無い。やっぱりコンデンサは怖いなあ
交換したコンデンサ。
交換後のコンデンサと電源基板の様子。VRは取りあえず交換しないでおいた。
写真に写っている半固定抵抗を触ると音が変化した。交換後、触っても音は変化していない
レストア中の様子。奥にSGが見える(まだ使った事は無いけど)
しかし、うん十円のコンデンサ1個交換で復旧する受信機。これだからレストアは止められない。これでようやく普通に調整出来る状態になった。SGまで用意したので楽しんで調整したいと思っている。この機種に付いては日本語のサービスマニュアルや回路図が比較的容易に調達出来るのでレストアも比較的やりやすいと思う。