「UbuntuだけでFT8を運用する」の詳細編:初回、今回構築した環境を下記する。
ハードウェア
・CPU Intel CORE i5-12400F LGA1700 (グラフィック機能無し)
・ストレージ SSD 512GB, メモリ 16GB
・グラフィックボード 玄人志向 GF-GT710-E1GB/HS
・モニタ HP製 Model 27f4k
・NIC オンボードNICはUbuntuを最新にしないと認識しなかった
・初期インストール用に有線USBのキーボードとマウスが必要
*CPUにグラフィック機能が無いため、マザーボードにHDMI等のコネクタが
有っても画像出力されないので要注意!!
*今回、このマザーボード(MB)を選んだ理由
①オンボードでM.2スロットが搭載されている事
→これが一番大きい要因かも
②メーカーがAsus で使った事があるメーカーだから
③比較的安価で有ること(実勢 ¥14500位)
ソフトウェア
・OS Ubuntu 20.04.4 LTS *後述
・wine Ver 7.2
・JTDX Ver 2.2.158
・ExpertSDR3 0.11.0 Alph
・Log4OM2 Ver 2.20.0.0 (Windowsアプリ、wine下で稼働)
→次の記事で書きますが、「CQRLog」に変更しました
*使用する全てのソフトウェアがライセンスフリーで有る事が大前提
補足事項:
・CPUに付いては前述通りでグラフィック機能が無いので別途ビデオカードが必要となる。今回、入手の容易さ、価格でこのCPUを選んだ結果、こういう構成になった。
・Ubuntu に付いては最新の 21.10 がリリースされており、この方が新しいドライバが標準で内蔵されているので便利そうだが、安定感がある事と情報が多い事から今回はあえてLTS版を選択した。ただ、Ubuntuの場合、ディスクに余裕があれば 20.04 と 21.10 を同じディスクにインストールする事ができる。今回は500GB を半分半分で 20.04, 21.10 を両方インストールしてブート時に選べる様に設定した。但し、検証するのは20.04 のみとする。
<Ubuntuのインストール>
日本語環境が整備されたパッケージか有るのでURLへアクセスして
Ubuntuの日本語環境 | Ubuntu Japanese Team
ubuntu-ja-20.04.1-desktop-amd64.iso(ISOイメージ) をダウンロードする
ISOイメージをUSBに焼いておく。
・BIOSを立ち上げてUSBメモリからブートする様、設定する
・後は指示にしたがってインストールを実行する
・インストールが終了すると「メディアを抜いて再起動しろ」と表示されるのでUSBメモリを取り外してエンターキーを押す。Ubuntuが起動するはず
<Ubuntuの設定:最初にやっておくこと>
1)ルートパスワードの設定:インストール段階では "root" 権限のパスワードが設定されていないのでこれを設定する
root のパスワードはこの先良く使うので忘れない様に
2)Ubuntuを最新状態にする
#apt update
#apt disi-upgrade
3)ビデオカードのドライバをインストールする
注:起動してしばらくすると自動的に「新しいプログラムのインストール」を聞いてくるのでこの時点で更新すると、dist-upgrade は必要無いかも知れない。
もしくは、2)のコマンドを実行した後、再起動する事で画面の解像度は変更できる様だ。
→ 2022/02/26 記事変更
4)Bluetoothドライバのインストール
今回使用したマザーボードにはBluetooth のI/F は内蔵されていない。キーボードとかマウスに使いたいので適当はドングルを買ってドライバをインストールした
"Ubuntu Bluetooth install"などで検索すると出てくるので参考にされたい
5)Wi-Fi 環境
私の環境では作業場に有線LANが敷設されいるため、今回の様にデスクトップパソコンを設置する場合には無線は使わない。従って特にドライバはインストールしていないがこれもネットで調べれば出てくるので必要があればインストールされれば良いと。
今日のところはこの辺で失礼します