昨日、EESDR3-0.10.0 Alph + JTDX 157 がWindows10で動いたと書いた、リンクを送って下さった方(良く調べるとJTDX開発者のお一人でした)に ”送ってくれて有難う。mac版は無いよね?” と返信すると、”有るよ” との返信。こちらもリンクを教えて頂き先ほど無事に稼働した。ただ、稼働には幾つかの条件が有り結構苦労させられた。
- macOS は最新のMontereyで有ること&M1チップ搭載で有る事
- クラウド等からダウンロードする場合、macで無いWindows-PCでダウンロードし、そのファイルをNAS等を経由してMacに転送してからインストールする
⒈は言われてみればそうなのだろうけれど、まさか Big Surが未対応とは思わなかった
原因は開発ツールとして使っている Qt がmacOS 12.0.0 以降しか対応していないかららしい。エラーメッセージがこちら
Sorry, "JTDX" cannot be run on this version of macOS. Qt requires macOS 12.0.0 or later, you have macOS 11.6.1.
⒉だが、少々複雑であった。当初、送っていただいたリンクから使っているMacを使ってダウンロードしてインストールした所、”ファイルが壊れているのでゴミ箱へいれろ”見たいなメッセージが表示されて起動すら出来なかった。エラーメッセージを良く見ると ”Safariを使って何処どこのサイトからダウンロードしたファイル”みたいな事が書いてある。Macでのプログラム実行を管理する仕組みとして"Gatekeeper"があるがこいつの判断が大体次の段階に分かれている感じがする。(許可する順序として)
- Apple store から購入したアプリ
- Apple store と確認済みの開発元からのアプリ
- 開発元が不明だが確認すればインストールできるアプリ
- ファイルが壊れていると警告されるアプリ → 今回はこのケース
- コンピュータが壊れると警告されるアプリ
1〜3まではユーザが承認すればインストール出来るが4、5はインストール出来ない。
当初、Macでダウンロードしたパッケージ(*.dmg形式)を使ってインストールすると4.の警告が出ていた。で、Windows-PCでダウンロードしたファイルをNASに保存して、このファイルをMacからインストールしたら起動したと言う訳である。(ああ ややこし)
今回入手できたJTDXは M1 Chip 用にコーディングされており、ネイティブに動作する為デコード能力等がかなり改善されていると期待できる。インターフェイスもTCI に統一出来ていてEESDR3 とは、CAT, Audio ともTCI 接続できる。
最後にJTDX 157 の入手方法を書いておく
1 JTDX Technical Group (main@JTDX.group.io) に参加する
(承認までに1日位かかるが費用は無料)
2 フォーラム(#eesdr3 etc)で ”EESDR3 のテストをしたいので157の
入手方法教えて”と書き込む
3 誰かが連絡くれるのを待つ
EESDR3を使うと2には戻れない!(色々良く出来ている:このあたりは別レポートで)